各国代表 2021.02.28

フランスラグビー徒然。Février(2月) アイルランド戦勝利の歓喜から一転。クラスター発生の詳細とスコットランド戦中止

[ 福本美由紀 ]
フランスラグビー徒然。Février(2月) アイルランド戦勝利の歓喜から一転。クラスター発生の詳細とスコットランド戦中止
アイルランド戦の国内視聴率は37%を超える注目度。盛り上がりを見せたチームだが、その後カオスに見舞われた(Photo/Getty Images)

「このバレンタインの日に、スポーツを、ラグビーを愛する人々に喜んでもらえれば嬉しい。それが我々の1番のモチベーションだった。今、ラグビーができなくなってしまっている人たちに、またスタジアムに行きたくても行けない子供たちに幸せと感動を届けたかった。我々のしていることに意義を与えたかった」

◆チームでのクラスター発生に伴い、自らのオフ場面の行動が取り沙汰されるガルティエ監督

 2月14日、ダブリン。15-13でアイルランドを下した勝利後のインタビューで、ファビアン・ガルティエ監督は興奮気味に語った。

 NO8グレゴリー・アルドリットゥは、「まだ実感がない。みんなとすべてを出し切ろうと言っていた。そして最後のアクションでボールを取り返すことができた。一年前は負けていたかもしれない」とチームの成長を喜んだ。

 プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれた、FBブリス・デュランはホイッスルが鳴った瞬間、グラウンドに泣き崩れた。

「今までのいろいろなことがこみ上げてきた。代表での思い出は幸せなことばかりではなかった。だからこの喜びを噛みしめたい」

 デュランは2012年に初キャップを得たが、フランス代表は長いトンネルに入ったような、勝てない苦しい時期だった。2015年のW杯では、大会直前に一度もプレーしたことのないWTBにポジションを変えられた。本人もチームも戸惑ったまま、準々決勝でニュージーランドに13-62で敗れた。その後も代表に呼ばれていたが、2018年3月に膝靭帯を負傷して手術を受け、2019年の日本大会には間に合わなかった。

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