ワールドカップ 2020.06.24
ラグビーW杯が日本にもたらしたもの 経済効果分析&大会成果分析レポート

ラグビーW杯が日本にもたらしたもの 経済効果分析&大会成果分析レポート

東京で多くのファンに歓迎され、写真撮影に応じるNZ代表のボーデン・バレット(Photo: Getty Images)

<開催都市概要>
本大会における開催都市の経済効果はスタジアム等インフラ整備や大会運営費によるものだけではなく、開催都市を訪問した観戦客等による飲食、交通費、買物ならびに娯楽等サービスよって押し上げられた。
●ファンゾーン入場者数:113万7,288人(全国合計)
●1人あたり消費額:686,117円
●チケット販売数:171万8,176枚(全国合計)

【札幌市】
経済波及効果:120億円 GDP効果:71億円
札幌ドームで2試合が開催され、大会期間中にはファンゾーンが札幌大通公園西2丁目ならびに札幌駅南口広場に設置された。

【岩手県・釜石市】
経済波及効果:105億円 GDP効果:61億円
釜石鵜住居復興スタジアムで1試合が開催され(台風による中止試合を除く)、大会期間中にはファンゾーンが釜石市民ホールに設置された。

【埼玉県・熊谷市】
経済波及効果:280億円 GDP効果:148億円
熊谷ラグビー場で3試合が開催され、大会期間中にはファンゾーンがコミュニティひろばに設置された。

【東京都】
経済波及効果:1,757億円 GDP効果:951億円
東京スタジアムで開幕戦、3位決定戦ならびに準々決勝を含む8試合が開催され、大会期間中にはファンゾーンが東京スポーツスクエア、調布駅前広場ならびに調布市グリーンホール等に設置された。

【神奈川県・横浜市】
経済波及効果:神奈川県400億円(横浜市359億円) GDP効果:神奈川県211億円(横浜市189億円)
横浜国際総合競技場で決勝ならびに準決勝を含む6試合が開催され(台風による中止試合を除く)、大会期間中にはファンゾーンが臨港パークに設置された。

【静岡県】
経済波及効果:204億円 GDP効果:112億円
小笠山総合運動公園エコパスタジアムで4試合が開催され、大会期間中にはファンゾーンが駿府城公園ならびにソラモ・えんてつホールに設置された。

【愛知県・豊田市】
経済波及効果:120億円 GDP効果:68億円
豊田スタジアムで3試合が開催され(台風による中止試合を除く)、大会期間中にはファンゾーンがスカイホール豊田に設置された。

【大阪府・東大阪市】
経済波及効果:391億円 GDP効果:215億円
東大阪市花園ラグビー場で4試合が開催され、大会期間中にはファンゾーンがてんしばならびに花園中央公園野球場に設置された。

【神戸市】
経済波及効果:124億円 GDP効果:68億円
神戸市御崎公園球技場で4試合が開催され、大会期間中にはファンゾーンがメリケンパークに設置された。

【福岡県・福岡市】
経済波及効果:福岡県154億円(福岡市143億円) GDP効果:福岡県85億円(福岡市75億円)
東平尾公園博多の森球技場で3試合が開催され、大会期間中にはファンゾーンがJR博多駅前広場に設置された。

【熊本県・熊本市】
経済波及効果:熊本県129億円(熊本市101億円) GDP効果:熊本県69億円(熊本市56億円)
熊本県民総合運動公園陸上競技場で2試合が開催され、大会期間中にはファンゾーンが花畑広場・シンボルプロムナードに設置された。

【大分県】
経済波及効果:199億円 GDP効果:109億円
大分スポーツ公園総合競技場で準々決勝を含む5試合が開催され、大会期間中にはファンゾーンが大分いこいの道広場に設置された。

博多の試合会場入り口付近で。音楽でムードを盛り上げるパフォーマー(Photo: Getty Images)

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