ラグビーワールドカップ2019 日本代表総括会見。最高の仲間、思い出、感謝、未来…。
司令塔として見事にプレーメイクし、準々決勝が終わった時点で全出場選手中最多の51得点を記録した田村優。
「楽しかった。すばらしい大会だった。日本代表がいちばん憧れの存在で、みんなが入りたいと思える、そのために全力を尽くせるチームになってきたとこの大会を通じて思う。目標を立てて有言実行して、達成するチームはなかなかない。誇りに思う」
日本代表としてのベストプレーを訊かれ、リーダーたちが代表して回答。
【田村優】
「この期間中の毎日がベストだった。全部最高だった」
【稲垣啓太】
「ひとつ選ぶとしたら、アイルランド戦の前半35分。相手ボールのスクラムでプレッシャーをかけてターンオーバーしたシーン。今までの日本代表は相手ボールに対してプレッシャーをかけてペナルティをとるのはなかなかできていなかった。それをティア1(強豪国)のアイルランド相手にできるんだということを証明できた試合だった。ペナルティをとった後のファワード全員の喜びよう、そしてバックス全員が駆け寄ってくれたときのチームの一体感というのは間違いなく忘れられない」
【流大】
「僕も同じく、スクラムで押したときのグーくん(具智元)の雄叫び。グーくんは自己表現とかはあまりしない選手だが、あのスクラムに賭けてて、それを見たときは胸に来るものがあった。グーくんが本当に日本代表のために戦っていると感じた。グーくんだけじゃなくフォワード全員だが、本当に感謝している」
【ラファエレ ティモシー】
「ロシア戦のリョート・ナカムラ(中村亮土)のオフロードパス。ですよね(と本人を見て)」
【ピーター“ラピース”・ラブスカフニ】
「非常に多くあるが、特にひとつあげるなら、スコットランド戦でガッキー(稲垣)がトライしたシーン。そのトライにつながるまでフェイズを重ねてチーム力を見せられた。フォワードもうまくオフロードでつなぎ、各自与えられた役割をしっかり遂行してフィニッシュしたすばらしいプレーだった」
【中村亮土】
「グラウンドに出てないメンバーのなかでも、徳永のウォーターボーイと伝達はベストプレー。出てるメンバーだけじゃなく、『One Team』で戦うという意味で、どのプレーとかじゃなく、それを生むまでの準備やサポートが土台として大きい。メンバーのサポートは非常に助かった」