帝京、明治、早稲田の学生新聞ラグビー番記者で座談会。各校の2022展望【関東大学春季交流大会 J SPORTSで配信中! 3校による試合は実況・解説付き!】
――明治はBKのメンバーが昨年とは大きく変わりそうですね。
明治・牛嶋 SH飯沼、CTB江藤(良/現横浜E)、CTB児玉(樹/現BL東京)、FB雲山(弘貴/現東京SG)がいなくなる。1年生の時から出ていたメンバーが抜けるので不安なところではありますが、神鳥(裕之)監督は「新しい選手がどんどん出てくるのが明治の良さ」と話しています。こないだの東日本セブンズでも活躍したCTB山村(和也)だったり、1年生にも良い選手がたくさんいるので期待したいです。神鳥監督は「来年の100周年につなげるためにも、99年目の今年はとても重要」と話していました。
――早稲田はどうでしょう。新主将にはFL相良昌彦選手が就任しました。
早稲田・森田 本人は口下手と言っていましたが、よく話してチームを引っ張っている印象です。前主将の長田(智希)さんが関西の方でよくしゃべっていたので、それに比べると、ということはあるかもしれません。ただ父でもある相良(南海夫)前監督には「自分らしくやりなさい」と言われたそうです。
早稲田・谷口 4年生の委員(FL植野智也、SH小西泰聖、CTB平田楓太)に取材する機会がありましたが、みなさん「昌彦だからついていける」と話していました。周りからの信頼は一番厚い。いろんな取材をしていても、相良選手の名前があちこちで出てきます。
――それぞれの今年の注目選手をずばり教えてください。
明治・牛嶋 SO伊藤(耕太郎)選手です。去年から先発していて、自分でも走れる。フィジカルも強い。ただ僕はもう一人推したいです(笑)。同じSOの池戸将太郎選手。1年生のころに人物記を書かせてもらって、思い入れのある選手です。1年生から対抗戦も出ているし、キックもゲームの組み立ても上手なので、伊藤選手と切磋琢磨してほしい。本人は「ディフェンスが課題」と話していました。
早稲田・谷口 今季からHOに転向した佐藤健次選手です。昨年から圧倒的な突破力を見せていて、そのNO8での良さをHOでも上手く発揮できるのかに注目です。
早稲田・森田 佐藤選手は人懐っこいという印象です。先輩、後輩関係なく絡みにいくし、コミュ力が高い(笑)。
帝京・臼井 FL青木(恵斗)選手です。昨年は1年生から先発で出場していましたし、スクラムの強さにも後ろからの押しで貢献していた。佐藤選手と一緒に桐蔭学園では優勝もしている。
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