国内 2021.12.23

早稲田×明治を筆頭に注目カードが目白押し! ラグビー全国大学選手権 準々決勝プレビュー【J SPORTSオンデマンドで全試合LIVE配信!】

[ 編集部 ]
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早稲田×明治を筆頭に注目カードが目白押し! ラグビー全国大学選手権 準々決勝プレビュー【J SPORTSオンデマンドで全試合LIVE配信!】
1年生ながら鮮烈なインパクトを残している早稲田大学NO8佐藤健次。早明戦ではマンオブザマッチを獲得した(撮影/松本かおり)

全国大学ラグビー選手権大会はいよいよベスト8が出そろった。12月26日には秩父宮ラグビー場と熊谷ラグビー場の2会場で、準々決勝の4試合が開催される。関西大学リーグ1位の京都産業大学、関東大学対抗戦1位の帝京大学、同2位の早稲田大学、関東大学リーグ戦1位の東海大学という上位シードの4校も加わり、いずれもタイトな熱戦になることが予想されるトップ8の激突を、ここで展望してみたい。

秩父宮の第1試合は最注目の早明再戦。

奪還期す帝京大は好スタートを切れるか。

今回の準々決勝の最注目カードは、秩父宮ラグビー場の第1試合、早稲田大学対明治大学(11時30分キックオフ)で間違いないだろう。両校は3週前の12月5日に関東大学対抗戦の最終節で対戦しており、その時は早稲田大学が17-7と勝利している。短期間での再戦が果たしてどのような展開になるのか、興味は尽きない。

早明戦での早稲田大学は今季一番の出来といえるディフェンスで明治大学の猛攻をことごとく寸断し、少ない得点機を見事な集中力で仕留めて会心の勝利を収めた。大黒柱のCTB長田智希主将をケガで欠きながらタイトな接戦を勝ち切ったことは、チームにとって確かな自信になるだろう。その半面、帝京大学戦同様に圧倒されたスクラムは、依然として大きな課題だ。攻守の起点となるプレーで、重圧がかかる大一番では致命的な要素になりかねないだけに、ここをどこまで立て直せるかが連勝を果たす上でのカギとなる。

一方の明治大学は、帝京大学戦に続き持てる力を出し切れずに敗れた印象が強い。結果として対抗戦は3位に終わったが、大型で勤勉なFW、WTB石田吉平、FB雲山弘貴ら好ランナーが並ぶBKと、戦力では学生随一の存在であることに変わりはない。昨季準決勝で完敗した天理大学を花園で破った4回戦の勢いに乗って、潜在力を余すことなく発揮できるかが、雪辱のポイントだろう。

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