コラム 2020.10.22
【コラム】最後は信じて

【コラム】最後は信じて

[ 向 風見也 ]

 拓大4年時はスーパ―ラグビーのサンウルブズでもプレー。海外経験で成長した点を聞かれて。周囲から素直に吸収する姿勢が日本代表の背番号3の獲得に繫がった。フェーズが重なった際に攻撃ラインで球をもらえるポジショニングについても学習できたとのこと。

「普段の練習からリスペクトされるようになりたい」(リーチ マイケル)

 登録名が「マイケル・リーチ」だった東海大2年時に日本代表に初参加。手を抜かない姿勢で一目を置かれたい旨を伝えた。2019年冬の候補合宿時、走り込みのセッションで姫野和樹とトップを争う30歳がいた。

「毎回、平常心を保てるか(が鍵)。緊張しましたけど、自分のプレーができたんじゃないかと思います」(姫野和樹)

 帝京大4年時、春季大会で公式初先発した際に。年代別の日本代表に名を連ねながら、下級生時は左の第五中足骨を骨折。回り道を余儀なくされていた。「勝負は社会人になってから」。心に決めた通り、トヨタ自動車で1年目から主将に抜擢されるや一気に代表の中核へ出世。22日、ハイランダーズへの期限付き移籍のため会見する。

「実際、筑波大戦も、早大戦も、明大戦も厳しい時間はあって。でも、我慢強く、我慢強く戦った結果、スコアが開いただけなので。全然、自分たちが上に立っているとは思えないです」(流大)

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