日本代表 2020.10.21

夢の対決実現! 来年6月に日本代表とブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズの初対戦決定

[ 編集部 ]
夢の対決実現! 来年6月に日本代表とブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズの初対戦決定
2017年のブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ。イトジェ(中央)は2021年の主将候補(C)Getty Images


 ラグビーワールドカップ2019以来のビッグゲームだ。夢の対決が初めて実現する。
 ジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチ率いる日本代表が来年6月、イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランドの一流選手を集めて4年に一度結成される「ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ」と対戦することが決まった。10月21日に日本ラグビー協会とブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズが公式に発表した。

 2021年6月26日に、スコットランドのエディンバラにある6万7000人収容可能なマレーフィールドで、双方がキャップ対象試合と認めたテストマッチとしておこなわれる。
 日本代表がブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズと対戦するのは初めて。

 ラグビーワールドカップ2019で悲願のベスト8入りを果たし、世界を驚かせ、日本中を興奮させた日本代表“ブレイブブロッサムズ”は、2020年は新型コロナウイルスの影響で試合ができず勇姿を見せられなかった。日本ラグビー協会の岩渕健輔専務理事は9月の会見で、「来年は、みんながワクワクするような試合を組みたい」と言っていたが、最高のマッチメイクとなった。

 日本ラグビー協会の森重隆会長は、「格式高いブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズと日本代表が対戦できますことを、大変光栄に存じます。実現いただいた関係者の皆様のご理解とご協力に、心より感謝申し上げます。ラグビー発祥のユニオンを代表する一流選手によって結成されるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとブレイブブロッサムズの世紀の一戦を、世界中のラグビーファンの皆様にお楽しみいただけましたら幸いです」とコメントした。

 1888年からの歴史と伝統を誇るブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズは、基本的に南半球へのツアーで試合をするため、ホームでテストマッチを戦うのは、カーディフ(ウェールズ)でおこなわれた1986年のRest of the World XV(世界選抜)戦と2005年のアルゼンチン代表戦以来、3度目となる。

 ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズの最高経営責任者であるベン・カルヴァリー氏は、「ライオンズのテストマッチは世界のスポーツ界で最も象徴的なイベントのひとつですが、ホーム・ネーションズ(イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランド)の大勢のファンにとって試合を生で観戦する機会がありません。この試合は、より多くのサポーターにライオンズの歴史の新たな章に参加する機会を与えてくれます。見る者を楽しませ、高い評価を得ている相手との一戦は、『あの時、私はそこにいた』と後に思える瞬間となることでしょう」と述べ、好ゲームを期待する。

ユニオンジャックを手に勝利を喜ぶブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズのファン(Photo: Getty Images)

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