国内 2021.02.15

ラグマガで振り返る。トップリーグはこうして始まった(4)-概要発表、ロゴも-

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ラグマガで振り返る。トップリーグはこうして始まった(4)-概要発表、ロゴも-
トップリーグ初年度のジャージー。写真はセコムラガッツPR山賀淳之(撮影:桜井ひとし)

 18シーズン続いたトップリーグは2月20日に開幕するトップリーグ2021で幕を下ろす。2003年から始まったトップリーグ。その始まりをラグビーマガジンの掲載の記事から振り返りたい。第4回は「ジャパンラグビートップリーグ」の概要発表・前編。

◆第1回(初めて明るみに出た「日本リーグ」構想)
◆第2回(2003年度から開始決定!「スーパーリーグ」構想)
◆第3回(名称は「ジャパンラグビートップリーグ」に決定も寂しい会見)

ラグビーマガジン2003年3月号掲載
構成◎編集部

「2003.9.13」華やかに開幕。
ジャパンラグビートップリーグ 概要決まる

『ラグビー競技を誰からも愛され、親しまれ、楽しめる、人気の高いスポーツにする』。
日本協会の掲げるビジョンである。
その切り札として考えられているのが、従来の各地域社会人リーグを再編、統合して構成したトップリーグ。
2002年度シーズンの各地リーグ戦、全国大会を経て参加の権利を得た社会人の上位12チームが今年秋開幕の同リーグで総当たりの戦いを繰り広げるが、
強豪同士のその激しい戦いが、日本ラグビーに熱を呼び戻し、プレーヤーたちの成長を促すと期待されているのだ。

 昨年夏に構想発表、秋に大枠が伝えられていた同リーグの概要が、12月25日、日本協会から発表された。その内容と、細部、問題点を、先頭に立って整備を進める真下専務理事の話を交じえながら紹介したい。

 最近の記者発表では、もっとも取材陣が多く、多岐に渡る分野の人々が集まっているように感じた。12月25日、日本協会で開かれたトップリーグの概要発表会見。企業スポーツの存在感が薄くなっていく中で踏み出す一歩に、世間は注目している。

 会場には町井会長、同リーグ準備委員会の先頭に立ってきた真下専務理事、すでに参加資格を得ていた東日本社会人リーグ、関西社会人リーグ、西日本社会人リーグの覇者、サントリー、ヤマハ発動機、サニックスの監督、主将も列席し、同リーグのロゴや日程、意込みを伝えた。

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