国内 2021.02.13

ラグマガで振り返る。トップリーグはこうして始まった(3)-名称決定-

[ 編集部 ]
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ラグマガで振り返る。トップリーグはこうして始まった(3)-名称決定-
トップリーグ初年度のジャージー。写真はリコーブラックラムズFL/NO8神鳥裕之(撮影:桜井ひとし)

 18シーズン続いたトップリーグは2月20日に開幕するトップリーグ2021で幕を下ろす。2003年から始まったトップリーグ。その始まりをラグビーマガジンの掲載の記事から振り返りたい。第3回は「ジャパンラグビートップリーグ」に名称が決まった時のニュース。2022年1月開幕の新リーグの名称発表は6月。こちらも楽しみだ。

◆第1回(初めて明るみに出た「日本リーグ」構想)
◆第2回(2003年度から開始決定!「スーパーリーグ」構想)

ラグビーマガジン2003年1月号掲載
文◎美土路昭一

名称は「ジャパンラグビートップリーグ」
来年9月13日開幕!
「スーパーリーグ」は商標登録で断念

長らく「仮称」のとれなかった社会人新リーグの名称が、ようやく決まった。
通称トップリーグ。
詳細は現在詰めている段階というが、これからはラグビーファンだけでなく、一般への浸透度も高めていかなくてはならない。
 

「スーパーリーグ」という仮称で呼ばれてきた社会人新リーグの正式名称が「ジャパンラグビートップリーグ(通称トップリーグ)」に決まり、11月15日に開かれた記者会見で日本ラグビー協会から発表された。

 名称の「謂われ」として、日本協会は報道資料の中で「日本ラグビーの最高峰=トップのリーグであること」「日本ラグビーに関わるすべての選手が目標とする、日本ラグビーの『トップ』であること」「ファンの皆様が覚えやすい名称であること。また、お子様からお年を召した方々まで親しみをもってもらえる名称であること」の3点を挙げている。町井徹郎会長は記者会見で「日本ラグビーの頂点として、みんなが挑戦していくリーグにしたい」と抱負を語った。仮称ながら、すっかり定着していた「スーパーリーグ」は、町井会長も「独占的に使えないので」と語ったように、7月の概要発表の段階で明らかになっていた商標登録の問題をクリアできなかった。

 来年9月13日に開幕するトップリーグは、現在、準備委員会で運営の細部を詰めている段階。12月下旬の日本協会理事会の承認を経て、詳細が公表される予定だ。来年はじめに運営委員会が設立され、本格的準備がスタートする。真下昇・専務理事は「(運営機構を)協会外に置くべきという意見があるのも分かっているが」と断った上で、同委員会は日本協会内に設置、一部の専門スタッフ以外は日本協会の現有スタッフで運営していく方針を明らかにした。冠スポンサーなど協賛企業探しは現在も継続中という。

 今回の発表は、サッカー界ならJリーグの名称発表に相当するイベントのはずだったが、Jリーグの華やかさとは対照的に、15日の記者会見は秩父宮ラグビー場のプレスルームで、実にひっそりと行われた。

 記者会見の開催を通知するプレスリリースが出たのは前日の午後。内容は、理事会後の決定事項発表というトーンで、出席者も広報委員長になっていた。これではメディアの関心を引くのは難しい。さらに、記者会見の時刻は午後7時18分。新聞の立場から言えば、プロ野球が閉幕して締め切り時間が繰り上がったこの時期にこの発表時刻では、紙面のスペースを割きようがない。

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