【JAPAN XV】59得点奪いホンコン・チャイナに快勝。FW・BKが見せ場つくる。
■親善試合
・10月24日@カイタック・スタジアム(香港)
【JAPAN XV 59−14 ホンコン・チャイナ代表】
世界ランキング13位の日本代表の予備軍「JAPAN XV」が、2027年のW杯初出場を決めた同23位のホンコン・チャイナ代表と、香港に今年オープンしたばかりの「啓徳(カイタック)スタジアム」で対戦。8トライを奪い快勝した。
序盤からゲームの主導権を握ったJAPAN XV。前半3分、敵陣のマイボールラインアウトからの1次攻撃でCTB廣瀬雄也が相手を弾きながら突破、中央に先制トライをマークした。FB松永拓朗のコンバージョンも決まり7点を奪う。
12分にはペナルティのクイックタップからSH土永旭が果敢に攻め込み、続くフェーズで右に展開、大外で受けた植田和磨がスミに飛び込んだ。その後も21分にCTB廣瀬の2本目、27分にはWTB高本とむが左から大きなスワーブで内側に切り込みクリーンブレイクからフィニッシュ。それぞれG成功でリードを26点に広げた。
32分にはホンコン・チャイナにラインアウトからの展開で中央を押し込まれてトライ(G)を許すも、前半終了間際の39分にJAPAN XVのLOデーヴィッド・ヴァンジーランドが左中間でトライラインを越える。前半の40分間で、JAPAN XVは何度かハンドリングエラーでチャンスを失うも、4トライを重ね33-7のリードで折り返す。
後半もテリトリー、ポゼッションで相手を上回るJAPAN XVは7分、ラインアウトモールからHO平生翔大がトライを追加。FW陣はスクラムでもホンコン・チャイナを圧倒し、JAPAN XVに優位なゲームのベースを作る。
15分にはCTB森勇登が中盤のディフェンス突破からトライゾーンまで走り切る。さらに24分にはキックカウンターからオフロードでつなぎ、最後はSH北村瞬太郎が中央まで運びグラウンディング。スコアを52-7とした。
直後の26分、自陣の深い位置での不用意なボールキープからターンオーバーを許し、ホンコン・チャイナに2トライ目を献上する。その後もペナルティキックでSO中楠一期の蹴り出しがタッチインゴールに流れて相手のスクラムとなるなど、この時間帯でミスが重なる。
以降は安定したパフォーマンスを続けたJAPAN XV。31分にはSO中楠がミスを挽回するトライ(G)を奪う。80分間を通して試合をコントロールし続けたJAPAN XVが、59-14でホンコン・チャイナを圧倒した。




