国内 2025.09.08

今季10人リーダー制の京産大、リーグ開幕前に主将、副将を発表。

[ 編集部 ]
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今季10人リーダー制の京産大、リーグ開幕前に主将、副将を発表。
左から伊藤、吉本(撮影:早浪章弘)

 関西大学Aリーグ所属の京産大が9月7日、今季の主将と副将を発表した。

 主将はFLの伊藤森心(もりし)、副将はSOの吉本大悟が務める。

 伊藤は175センチ、91キロのFL。明石ジュニアラグビークラブで中学1年から競技を始め、松山聖陵ではバイスキャプテンを務めた。

 京産大では3年時に関西リーグデビューを飾り、選手権の準々決勝以外すべての試合に絡んだ(先発は3試合)。タックラーで知られる。

 吉本は184センチ、93キロの司令塔で、体を張ったタックルとロングキックが魅力だ。
 京都西ラグビースクールで3歳から競技を始め、七条中、東海大大阪仰星と進んだ。

 仰星では3年時に正SOを担い、花園優勝に貢献。京産大では2年時から出場機会を掴んでいる。

 今季の京産大は異例の10人リーダー制(選手名は下記)を敷いていた。
 その理由について、廣瀬佳司監督は以前、こう語っていた。

「それぞれ良いリーダーシップを持っているのですが、正直、私がこの選手が今年のキャプテンだと決められなかった。彼も良い、一方で彼も良い、と。ただ、彼は試合に出られるのかな、とか。いろいろ考えた結果、チームを引っ張ってくれそうな選手をポジションも考慮しながら10人ピックアップして、各々が自分の得意な分野やモチベーションが高い時期にチームをリードしていくことを期待しました」(ラグビーマガジン8月号)

 しかし、リーグの開幕(9月14日)が1週間に迫ったこの日、満を持して主将、副将を決めた。

 伊藤は就任に際し、「歴史あるチームの主将を任せていただけることに責任と誇りを感じています。文化と伝統を継承し京産の7番として、私が先輩方からもらったように何か一つレガシーをこのチームに残していきます」とコメント。

 吉本も「主将を100%支える覚悟でいます。副将になったからといって、立場や価値が変わるわけではありません。部員一人ひとりに素晴らしい価値があり、その中の一員としてチームを支えていきます。兄弟とともに素晴らしい景色を見るため、厳しく険しい道のりを乗り越えていきたいと思います」と続いた。

◾️10人リーダー制メンバー
FL伊藤森心、WTB小林修市、SO吉本大悟、SO尾﨑恵大、NO8シオネ・ポルテレ、HO平野龍、PR栗崎和樹(以上4年生)、LO石橋チューカ、SH髙木城治、SH村田大和(以上3年生)

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