各国代表 2025.10.13

オーストラリア代表“ワラビーズ”が日本・欧州遠征スコッド34名を発表。13人制から復帰のカーター・ゴードンが即メンバー入り。

[ 編集部 ]
オーストラリア代表“ワラビーズ”が日本・欧州遠征スコッド34名を発表。13人制から復帰のカーター・ゴードンが即メンバー入り。
2023年W杯以来のテストマッチ出場への期待がかかるカーター・ゴードン(Photo/Getty Images)

 オーストラリア代表“ワラビーズ”は10月13日、日本・欧州遠征のスコッド34名を発表した。2勝4敗で3位に終わった今年の南半球4か国対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」のメンバーがベースで、キャプテンのNO8ハリー・ウィルソン、FL/NO8ロブ・ヴァレティニ、CTBジョセフ=アウクソ・スアリイが選出される中に、23歳のSHカラニ・トーマスとこの日ラグビーリーグ(13人制)からの復帰が発表されていたSOカーター・ゴードンが加わる。

 24歳のカーター・ゴードンは2年前にワラビーズでデビューを果たし、2023年のW杯フランス大会に出場し8キャップを重ねた。その後はラグビーリーグでプレーしていたが、まさに代表発表の当日、オーストラリア協会およびレッズと2028年までの契約を結んだことが発表されていた。メインポジションのSO以外にも、FBやインサイドCTBでのプレーが可能なユーティリティーなスキルを持つプレーヤーだ。

 このスコッド内の0キャップはSHカラニ・トーマスとルースヘッドPRエイデン・ロスの2名。2022年にニュージーランド代表でテストマッチに出場し、36か月が経過して出身国オーストラリアの代表資格を得たエイデン・ロスはTRCからチームに合流しており、このツアーでワラビーズのキャップ獲得を目指す。

「オーストラリアA代表」のスコッドに入っていたHOマット・フェスラー、LOジョシュ・キャナム、NO8ピート・サム、CTBハミッシュ・スチュワートの4名は、JAPAN XV戦(10月18日・大阪)後にワラビーズに合流することになった。

 また欧州のクラブチームに所属するLOウィル・スケルトン、LO/FLトム・フーパー、SOジェームズ・オコナー、CTBレン・イキタウは現地でスコッドに加わる予定だ。

 セレクターのジョー・シュミットHCは「レベルの高い国際的な相手と遠征で5連戦するという挑戦は決して容易なことではありませんが、このスコッドはこの挑戦を楽しみ、選手たちは競争力を高めるためにできる限りのハードワークをするでしょう」と述べている。

 ワラビーズは10月25日、国立競技場でおこなわれる「リポビタンDチャレンジカップ」で日本代表と対戦。その後ヨーロッパに飛び、イングランド、イタリア、アイルランド、フランスとのテストマッチを戦う。

【オーストラリア代表“ワラビーズ” 2025日本・欧州遠征スコッド】(34名)
<FW>(19名)
PR(1) アンガス・ベル(ワラターズ)
PR(1) トム・ロバートソン(フォース)
PR(1) エイデン・ロス(レッズ)
PR(3) アラン・アラアラトア(ブランビーズ)
PR(3) ゼイン・ノンゴール(レッズ)
PR(3) タニエラ・トゥポウ(ワラターズ)
HO マット・フェスラー(レッズ)
HO ジョシュ・ナッサー(レッズ)
HO ビリー・ポラード(ブランビーズ)
LO ジョシュ・キャナム(レッズ)
LO ニック・フロスト(ブランビーズ)
LO ルカン・サラカイア=ロト(レッズ)
LO ジェレミー・ウィリアムズ(フォース)
FL/NO8 ニック・チャンピオン・ドクレスピニー(フォース)
FL/NO8 フレイザー・マクライト(レッズ)
FL/NO8 カルロ・ティッツァーノ(フォース)
FL/NO8 ロブ・ヴァレティニ(ブランビーズ)
NO8 ピート・サム(ワラターズ)
NO8 ハリー・ウィルソン(レッズ)

<BK>(15名)
SH ジェイク・ゴードン(ワラターズ)
SH ライアン・ロネガン(ブランビーズ)
SH カラニ・トーマス(レッズ)
SO テイン・エドメド(ワラターズ)
SO カーター・ゴードン(レッズ)
CTB ジョシュ・フルック(レッズ)
CTB ハンター・パイサミ(レッズ)
CTB ハミッシュ・スチュワート(フォース)
CTB ジョセフ=アウクソ・スアリイ(ワラターズ)
WTB フィリポ・ダウングヌ(レッズ)
WTB ディラン・ピーチ(フォース)
WTB ハリー・ポッター(フォース)
WTB コーリー・トゥール(ブランビーズ)
WTB/FB マックス・ジョーゲンセン(ワラターズ)
FB アンドリュー・ケラウェイ(ワラターズ)

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