国内
2025.09.07
【2025年度戦力分析・立正大学】攻守のスキルを上げて挑む。

[立正大学(昨季関東大学リーグ戦1部 6位)]
キックを起点に敵陣に攻め込むスタイルだった昨季からガラリと変わり、パスでボールを動かす「ハンドリングラグビー」での得点を目指す。アタックにフォーカスした春季大会Bグループでは、勝利こそ得られなかったものの、自分たちに必要なものが何かをあぶり出すことができた。
「パス練習を重ねることで投げるスキル、受けるスキルともに上がってきましたが、ランニングスピードがあるなかでのパスはスムーズにできていませんでした」と堀越正己監督は話す。アタックスキルの精度を高くしていくとともに、夏にはディフェンスに集中して取り組んだ。7月からは、埼玉パナソニックワイルドナイツでWTBとして活躍し、今年6月に現役引退した梶伊織氏がコーチとして参加。ワイルドナイツのディフェンスのエッセンスを伝授している。
攻守両面で要となるのは、局面を読む力に優れ、高いワークレートを誇るNО8舛尾緑(2年)。SО/FB渡邉大樹(2年)のタックルと、アタックのテンポに変化をもたらすキックにも期待したい。破壊力のあるアタッカー、CTB/WTBハインリッヒ・フルックス(4年)とLО/FL/NО8ヴィリケサ・リモリモ(3年)がディフェンスでどこまで粘ることができるかも、チームの仕上がりを左右する。
(文:駒木綾子)
※ラグビーマガジン10月号(8月25日発売)の「大学ラグビー主要3リーグ各校戦力分析」を再編集し掲載。掲載情報は8月18日時点。
<夏季練習試合 結果>※Aチーム戦のみ
8月18日 vs朝日大○33-21
8月20日 vsIPU・環太平洋大○42-5
8月23日 vs同志社大●28-38
8月25日 vs摂南大●14-31