国内
2025.09.07
【2025年度戦力分析・同志社大学】新監督のもとでFW成長。

[同志社大学(昨季関西大学Aリーグ 6位)]
過去2年で8位、6位と下位に甘んじている同志社大は上位進出を目指し、昨季まで摂南大のFWコーチとしてスクラムを成長させたOBの永山宜泉氏を監督に招聘した。
永山監督は早速、FWのトレーニングをテコ入れし、スクラムを2〜3時間組むなどハードワークを厭わない文化を醸成した。PRからLO、NO8までこなすユーティリティFWの林慶音(4年)は歓迎した。「これまではどこか甘いところがありましたから」。性根を叩き直されたのだ。
セットプレーと同時にコンタクトの強化も進め、ディフェンスでは一定の手応えを得ていた。春先には立命大を42-31、6月には慶大に47-44に勝利するなど、結果を出している。
U20日本代表のキャプテンを務め、JAPAN XVの活動にも参加したFL中谷陸人(2年)など勤勉なFWに加え、BKにも高いポテンシャルを秘めた選手が揃った。春の終盤に復帰したSH石田太陽(4年)、SO大島泰真主将(4年)のハーフ団、そして飛び級でU20日本代表入りした新人のFB丹羽雄丸(本職はSO)でダイナミックにボールを動かす。縦に強いCTBファイアラガ義信ダビデ(3年)、WTB上嶋友也、スピードランナーのWTB岩本総司(4年)らがスペースに走り込む。今季こそ下位を脱したい。
(文:明石尚之)
※ラグビーマガジン10月号(8月25日発売)の「大学ラグビー主要3リーグ各校戦力分析」を再編集し掲載。掲載情報は8月18日時点。
<夏季練習試合 結果>※Aチーム戦のみ
8月19日 vs日本体育大○38-14
8月21日 vs法政大○50-33
8月23日 vs立正大○38-28
8月26日 vs日本大○52-19