【NZ現地リポート】オールブラックスがキャプテンズランを公開。スコット・バレット主将「力強い結果を」

ニュージーランド代表“オールブラックス”は9月5日、南半球4か国対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ(TRC)」第3節・南アフリカ代表“スプリングボクス”戦(9月6日・オークランド)の前日練習「キャプテンズラン」をイーデンパークでおこなった。
南半球4カ国対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」
WOWOWで全12試合を独占放送・配信!
報道陣に公開された全体練習終了後の個人トレーニングのセッションで、選手たちはリラックスした雰囲気の中でボールに触れながら動きの確認をしていた。
この試合が通算100キャップの記念試合となるバイスキャプテンのFLアーディ・サベアは、キックキャッチ後のシェイプのムーブに加わった後、先発バックローのパックを組むNO8ウォレス・シティティらとボールを片手で扱いながらパス回しをする“遊び”に興じるなど、チーム全体から和やかなムードが感じられた。
明日のゲームはオールブラックスが1994年以来、テストマッチ50戦無敗記録を継続するイーデンパークでの一戦。今季のTRCで、全チーム同じ戦績ながら僅かな勝ち点差で首位を走るNZにとって、タイトル奪還への道を進むうえでも絶対に負けられないビッグマッチだ。何よりも4連敗中のスプリングボクスにリベンジを果たしたい。
キャプテンズラン終了後、インタビューに応えたLOスコット・バレット。「いつもより少し重みのある一戦」を前に、これまでの歩みを振り返りながら「昨年の南アフリカ遠征はとてもタフで、接戦の最後でボクスに逆転されてしまいました。その時の記憶が残っていますので、今回は“力強い結果”を残したいです」と決意を語った。
オークランド市内では、試合前日から黒や緑のジャージーを着た人々であふれ、“歴史的な一戦”に向けたムードが高まっている。運命のテストマッチは9月6日、19時05分にキックオフする。(日本時間16時05分)
