国内 2025.09.05

【2025年度戦力分析・関東学院大学】展開ラグビー復活なるか。

[ 編集部 ]
【2025年度戦力分析・関東学院大学】展開ラグビー復活なるか。
スクラムリーダーを担うPR髙田凱斗(撮影:福島宏治)

[関東学院大学(昨季関東大学リーグ戦1部 8位)]

 春季大会Cグループでは4勝し、手応えを得た。昨年、試合を経験した選手たちが主力を担うチームは、着実に成長を遂げている。

 セットプレーでしっかりボールを保持し、スピードある展開ラグビーでスコアする、黄金期のスタイルの再現を期待させるメンバーが揃った。

 今年就任1年目となる榎本淳平監督は、共同主将のNО8ラリー・ティポアイ―ルーテル(4年)、UTB安藤悠樹(4年)らと話し合いながら、ゲームプランを作っているという。

「1年生から4年生までポテンシャルの高い選手が多くいるので、彼らの能力を十分出せるようなプランを考えています」
 FWでカギとなるのはPR髙田凱斗(4年)、今季から本格的にHОに挑戦し、NО8を兼任する丸尾瞬(3年)。彼らの安定したセットプレーでボールを確保することが肝要となる。BKでは、SО/FB星遥大(2年)、FB山川誠人(2年)はスピードあるランだけでなく、速いパス、キックを使い分けてボールを展開できる。
 LО/FL多川慶次郎(1年)をはじめ、即戦力となる若手がチームにフィットすることで層の厚さも期待できそうだ。

(文:駒木綾子)

※ラグビーマガジン10月号(8月25日発売)の「大学ラグビー主要3リーグ各校戦力分析」を再編集し掲載。掲載情報は8月18日時点。

<夏季練習試合 結果>※Aチーム戦のみ
8月19日 vs山梨学院大○55-24
8月23日 vsIPU・環太平洋大○81-12
8月27日 vs拓殖大○66-26

PICK UP