ワールドカップ 2025.08.31

【女子日本代表】ニュージーランド戦に向け、初戦のエラーは特定済。永田虹歩は「いつも通りを淡々と」

[ 編集部 ]
【女子日本代表】ニュージーランド戦に向け、初戦のエラーは特定済。永田虹歩は「いつも通りを淡々と」
左からンドカ、永田(撮影:BBM)

 8月24日におこなわれたワールドカップ2025イングランド大会の初戦で、アイルランドに14-42と完敗した女子日本代表。

 28日には4日ぶりにメディア対応をおこない、PR永田虹歩、FL/NO8ンドカ・ジェニファ、マーク・ベイクウェルFWコーチが報道陣の質問に答えた。

 30日にはエクセターのサンディー・パークでニュージーランドとの第2戦を控える。
 初戦の反省と次戦へのフォーカスポイントを語った。

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 アイルランド戦に後半5分からピッチに立った永田は、35分のプレータイムながらチーム5位の33メートルのゲインメーターを記録した。

「前半は自分たちらしくないミスを連発してしまった」と振り返り、「自分が出たらまずはハードキャリーで少しでも前に出ようと思っていた。遂行しようとしていたことができて、次のアタックに良い影響を与えられた」と誇った。

 ビッグゲームを落としたが、次戦までの過ごし方について「特別なことはしてきていない」と明かす。
 永田は2季前にNZのブルーズでプレーしてきたが、自身も平常心で挑むと強調した。

「NZと戦う機会があれば、次は勝ちたいと思って(前回大会後に)渡航を決めました。対戦が決まった時はすごく嬉しかったし、気持ちとしては上がっていますが、プレーはいつも通りのことを淡々とやっていきたいです」

 一方のンドカは、今大会初のメンバー入り。初戦を戦う仲間たちを見て「みんなエネルギッシュだったし、すごく刺激をもらった」と振り返った。

「強いキャリーと前に出るディフェンスを意識して試合に臨みたいです」

 サクラフィフティーンの強みを問えば、永田は「ワークレートが高く、ハードワークできる」、ンドカは「粘り強さと遂行力」と答える。

「大きい相手にも前に出てプレッシャーを与え、粘り強くディフェンスする。自分たちがやってきたことをやって点を取る。…頑張ります!」(ンドカ)

 ニュージーランドへの対策の一つには、「オフロードカット」を挙げる。
「スペイン戦でオフロードをうまく使っていたのでボールをカットする。ボールキャリーも強いので、低いタックルを心がけたいです」

 選手2人の後に登場したマークコーチは、初戦で悔やまれたラインアウトのミスについて「エラーの原因はすでに特定している。とてもシンプル」と強調した。

 選手たちにはW杯初戦の緊張があったことを認めつつ、原因は「私たちの基礎的なスキルから起こったエラーだった」と分析した。

「相手が何をしたかではなくて、私たち自身の問題です。スロー、リフト、デリバリー、この3つの中で修正すべき点はすでに特定しています」

 ナショナルチームや欧州各国、南半球、日本と、30年に渡り、さまざまなチームで指導してきた名コーチだ。
 サクラフィフティーンでもその手腕を発揮し、セットプレーを飛躍的に向上させている。

「私がこの仕事を始めた際に起きていた課題は、10メートルを超えると正確に投げられなくなってしまうことでした。そこはHOたちが本当によくやってくれたと思います。キャンプのたびに徹底的に5メートルから15メートルまですべて投げられるように取り組んできました。初戦は少しだけ高かったけれど、私が来た当初はあそこまで投げられることは考えられませんでした」

 選手たちの成長を間近で見てきたからこそ、「(初戦でエラーがあったからといって)私は選手たちを信じて疑いません。私は守りに入るコーチではない」と続けた。

 大きな得点源となったモールについては、こうコーチングしたという。

「特にセットアップについて取り組みました。まずは真っ直ぐに押し、ここが割れてきたと感じ取れるようになりました。割れてきたと感じたらそのまま進み、どちらかに回りそうだと思ったら弱い方(力のかかっていない方向)に押していくのです」

「スクラムとモールは不利に思えることを有利に変えていくことを考えないといけません。われわれは(小さい)サイズが不利に働いているとは思っていないのです。なるべく地面の近くで、常に相手の下に入り込み続ることにこだわっています」

「あまり話し過ぎてしまうと30分でも話してしまうので、このくらいにしておきます」と笑顔で締めた。

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