【シックス・ネーションズ】3連覇めざすアイルランドがイングランドを制す。後半の連続得点で逆転勝利。

■シックス・ネーションズ2025
/2月1日@アビバ・スタジアム(ダブリン)
【アイルランド 27-22 イングランド】
ラグビー欧州6カ国対抗戦「シックス・ネーションズ」
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「シックス・ネーションズ」移行後初の3連覇に挑む世界ランキング2位のアイルランドが、開幕戦で同7位のイングランドをダブリンに迎えた。
序盤から敵陣にボールを進めたイングランド、前半9分にCTBヘンリー・スレードが裏へ転がしたキックパスを、初出場のWTBケイデン・マーリーが拾ってトライ。SOマーカス・スミスが鋭い角度からゴールを決めて、7点を先制した。
アイルランドも徐々に攻勢を強める。16分にトライライン前でペナルティを得て、タップからHOローナン・ケラハーがグラウンディングしたかに見えたが、TMOで守備側への妨害が確認されノートライに。
その後ペナルティを重ねたイングランドは25分にマーカス・スミスがオフサイドを取られてイエローカードを受ける。数的有利となったアイルランドは、35分にWTBジェームズ・ロウのラインブレイクのフォローに走ったSHジャミソン・ギブソン=パークが左中間に飛び込んで5点を返した。
ここからイングランドは前半終了間際に得たPGのチャンスを決めて10-5のリードでハーフタイムを迎えた。
後半は立ち上がりからアイルランドがテリトリーを前に進める。12分に左大外でパスを受けたCTBバンディー・アキがライン際を突き破ってトライゾーンに飛び込み、同点に追いついた。
その後16分にSOサム・プレンダーガストがPGを決めて逆転すると、24分にジェームズ・ロウの中央でのクリーンブレイクからボールを受けたLOタイグ・バーンが中央にトライ(G)。さらに32分にジェームズ・ロウが左大外でゲインし、内への折り返しを受けたHOダン・シーハンがトライゾーンに手を伸ばしてリードを17点に広げた。(27-10)
イングランドは36分に左サイドを攻めたFLトム・カリーが1本返し、さらにラストプレーで右中間を抜けたWTBトミー・フリーマンのトライ(G)で12点を重ね、5点差まで迫りフルタイムとなった。
最終スコア27-22でアイルランドが開幕戦を制し、勝利の勝ち点4と「4トライ以上」のボーナスポイント1点を得た。第2節は9日にエディンバラでスコットランドと対戦する。
敗れたイングランドは「7点差以下の敗戦」によるボーナスポイント1点を獲得した。次戦は8日、トゥイッケナムにフランスを迎える。