【シックス・ネーションズ】スコットランドがイタリアを突き放し開幕戦で勝利。ヒュー・ジョーンズがハットトリック。

■シックス・ネーションズ2025
/2月1日@スコティッシュガス・マレーフィールド(エディンバラ)
【スコットランド 31-19 イタリア】
ラグビー欧州6カ国対抗戦「シックス・ネーションズ」
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2000年に「シックス・ネーションズ」に参入したイタリアは、昨年2勝1分2敗の過去最高の対戦成績を収めるなど着実に実力を伸ばしてきた。25年目の開幕節は、昨年ローマで31-29で勝利したスコットランドの敵地に乗り込んだ。
立ち上がりから推進力を見せたスコットランド。前半4分に敵陣深くでの右への展開から、共同キャプテンのFLロリー・ダージが押し込んでトライゾーンへグラウンディングした。SOフィン・ラッセルのコンバージョンも決まり、7点を先取した。
続く9分にも左外から内への切り返しパスが相手にリフレクトして前へ流れ、キャッチしたCTBヒュー・ジョーンズが走り切ってトライ(G)。14点を重ねた。
追うイタリアは21・24分にFBトンマーゾ・アランが正面から40m級のPGを連続で通し、6点を返した。
29分、スコットランドがラインアウトモールから右のショートサイドを突いたSHベン・ホワイトのトライで5点を追加した後、39分にイタリアがPGで追いすがる。前半は19-9のスコットランドリードで折り返した。
10点ビハインドのイタリアは後半4分のPGと6分にCTBフアン・イグナシオ・ブレックスがインターセプトから走り切ったトライ(G)で同点に追いついた。
10分強の均衡を経た21分、スコットランドがスクラムから右に展開するとWTBダーシー・グレアムが守備網をすり抜けビッグゲイン、パスを受けたヒュー・ジョーンズが2本目のトライをマークし勝ち越しに成功した。続く26分にも右サイドでボールをもらったヒュー・ジョーンズがタックルを受けながらトライラインを割り3本目を奪う。
イタリアはトライゾーン目前まで攻め込む時間帯もあったが取りきれずにフルタイムを迎え、31-19でスコットランドが初陣を勝利で飾った。
5トライを奪ったスコットランドは「4トライ以上」のボーナス1点を含む勝ち点5を獲得した。9日の第2節はホームでアイルランドと対戦する。一方、敗れたイタリアは勝ち点を得られず。8日にローマで迎えるウエールズ戦で初勝利をねらう。