【RWC2021】豪州とフランスが準々決勝進出。A・C組の3位は苦戦で日本にもチャンス。
開幕から2連勝でプールAの1位通過を決めていたニュージーランドは、スコットランドを57-0と圧倒。ノックアウトステージを見据え、32人のスコッド全体で戦うローテーションポリシーでチャンスをもらったフレッシュなメンバーたちも躍動し、選手層の厚さを示した。
ニュージーランドは3試合連続フルポイント獲得で総勝点15、得失点差は+125となり、トップシードで準々決勝に進むことが濃厚となった。
一方、12年ぶり(3大会ぶり)のワールドカップ出場となったスコットランドは、初戦はウェールズに3点差、2戦目はオーストラリアに2点差で惜敗しており、奮闘したが3戦全敗で戦いを終えた。
プールCでは、フランスがフィジーを44-0で下し、ノックアウトステージへ弾みをつけた。
フランスは、先週のイングランド戦(●7-13)でキープレーヤーのSHロール・サンシュスが膝の前十字靱帯断裂で離脱となり、替わって9番をつけたポリーヌ・ブルドンがプレーヤー・オブ・ザ・マッチの活躍。
チーム全体的にエラーは少なくなかったが、終始落ち着いてゲームを進め、計7トライを重ねた。
一方、今大会がワールドカップ初出場で、先週の南アフリカ戦で歴史的な初勝利をつかんだフィジーは、その勢いのまま準々決勝進出への望みをつなげたかったが、連係ミスやハンドリングエラー、反則が多かったことも響いてなかなか敵陣22メートルライン内に入ることができず、完封負け。総勝点4のままで、他組の3位チームは総勝点5以上のため、プールステージ敗退が決まった。
そして、23日に運命の一戦に臨む日本(現在、総勝点0)は、プールBで3位になれば準々決勝進出の可能性があり、対戦相手となる総勝点5のイタリアにボーナスポイント(4トライ以上挙げれば勝点1/7点差以内の負けで勝点1)を許さず、自分たちは4トライ以上挙げて勝利することが絶対条件となる。