海外 2022.10.22

ウェリントンが22年ぶりにNZ国内制覇! NPC決勝でカンタベリー倒し歓喜

[ 編集部 ]
ウェリントンが22年ぶりにNZ国内制覇! NPC決勝でカンタベリー倒し歓喜
熱戦となったNPC決勝を制し、歓喜のウェリントン(Photo: Getty Images)


 ニュージーランドの国内王者を決める「NPC(地方代表選手権)」のプレーオフ決勝が10月22日、クライストチャーチのオレンジセオリー・スタジアムでおこなわれ、ウェリントンが26-18でカンタベリーを破り、22年ぶりの優勝を遂げ歓喜となった。

 3-3で迎えた前半16分、ウェリントンは自陣でのラインアウトスチールからボールを動かして主将のFLデュプレッシー・キリフィが力走で大きくゲインし、サポートしたFBルーベン・ラヴがトライを挙げた。

 その後、ゲームをひっくり返されたが、36分には敵陣深くに入って10フェイズを重ね、HOアサフォ・アウムアがピックアップからの力強いレッグドライブでディフェンスを破り、逆転した。

ハーフタイム前に逆転トライを決めたウェリントンのHOアウムア(Photo: Getty Images)

 17-13で折り返したウェリントンは後半早々、オールブラックス(ニュージーランド代表)復帰を目指すベテランSH、TJ・ペレナラの「50:22キック」(自陣から蹴ったボールが敵陣22メートルライン内でバウンドして外に出たため、マイボールラインアウトで再開)もあって敵陣深くに入り、PGで加点。50分(後半10分)にもSOジャクソン・ガーデンバショップがブーツで確実にスコアを重ね、10点差とした。

 5年ぶりの王座奪還を目指したカンタベリーも執念を見せ、77分、粘り強くボールをつなぎ、キック&チェイスで競り勝ったWTBナニ・プニヴァイがトライ。5点差に詰めた。

 しかし、リスタートのキックオフでカンタベリーにミスがあり、ボール確保で攻め込んだウェリントンがPGチャンスをつかみ、ショット成功で貴重な追加点となり、逃げ切った。

 ウェリントンは、今年9月には100年以上の伝統を誇る盾『ランファリーシールド』も奪取しており、見事“2冠”となった。

NPC優勝トロフィーを掲げるウェリントン主将のキリフィ(Photo: Getty Images)

PICK UP