国内 2022.09.08

大学ラグビー注目選手紹介。スタジアムを熱くする今シーズンの主役たち。関東大学対抗戦/リーグ戦・関西大学リーグ JSPORTSで全試合配信中!

J SPORTSで関東大学対抗戦/リーグ戦・関西大学リーグを全試合配信!

大学ラグビー注目選手紹介。スタジアムを熱くする今シーズンの主役たち。関東大学対抗戦/リーグ戦・関西大学リーグ JSPORTSで全試合配信中!

ついに開幕した大学ラグビー。卒業と入学で毎年大幅にメンバーが入れ替わる学生ラグビーでは、将来を嘱望される逸材の成長や新戦力の台頭を目の当たりにすることも、大きな楽しみのひとつだ。今季の主役となりそうな注目プレーヤーたちを紹介する。

王者帝京を牽引するFL奥井。早稲田・佐藤は新ポジションで高い適正を発揮

 大学選手権連覇を目指す帝京大は前年度の優勝メンバーが数多く残り、今シーズンも世代屈指の俊英がひしめく豪華布陣となった。その中でも主軸として力強くチームを牽引しているのが、FL奥井章仁(3年/大阪桐蔭)だ。高校時代から猛烈な推進力と球際の強さで圧倒的な存在感を示してきたが、大学入学後は動きのキレが向上しバックローとして一段とスケールアップを遂げた。今季はオープンサイドFLとしてHO江良颯(3年/大阪桐蔭)、FL青木恵斗(2年/桐蔭学園)らと強力FWを形成し、より幅広い局面で力を発揮しそうだ。

全身に漂うリーダーの風格。帝京大FL奥井章仁(撮影:川口洋邦)

昨季関東大学対抗戦2位の早稲田大では、NO8からHOに転向した佐藤健次(2年/桐蔭学園)に大きな期待がかかる。強靭なフィジカリティと非凡なランニングセンスでルーキーイヤーの昨年も鮮烈なインパクトを残したが、国際舞台で戦うことを見据え、この春からFWの最前列へと持ち場を移した。スクラムやラインアウトスローでさっそく高い適応力を見せており、底知れない潜在力がどのように花開いていくのか楽しみだ。SH宮尾昌典(2年/京都成章)、PR亀山昇太郎(2年/茗溪学園)とともに1年時からレギュラーを務める同期にも注目したい。

世界を見据え持ち場を移した早稲田大HO佐藤健次(撮影:川口洋邦)

 前年度大学選手権準優勝の明治大で鍵を握るのは、SO伊藤耕太郎(3年/國學院栃木)だ。相手防御の穴を見抜く眼力と芝の上を滑るようなランを武器に、昨秋から紫紺の司令塔に定着。今季はフィジカル強化でラインブレイク力に磨きがかかり、プレーメーカーとして攻撃を牽引している。夏合宿ではややチーム状態が下向きだっただけに、復調の起爆剤として重要な役割を担うことになる。

魅惑のランナー、明治大SO伊藤耕太郎(撮影:髙塩隆)

 昨季対抗戦4位の慶應義塾大は、最終学年を迎えたLOアイザイア・マプスア(4年/キンズスカレッジ)や高校時代に花園連覇を経験しているHO中山大暉(2年/桐蔭学園)など、FWに実力者がそろう。同6位から巻き返しを期す筑波大では、CTB浅見亮太郎(2年/流経大柏)の度胸満点の攻守と、WTB大畑亮太(2年/東海大仰星)の快足が必見だ。

→次ページでは大学屈指の司令塔を紹介

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