初4強! 國學院栃木の吉岡肇監督いわく「きょうだい選手、親子選手が多いのは、『パスは夢を託すものだから』」
階段を上るように
「長い目で見て、右肩上がりであればいい。3段跳びの年はなかったけれど、降りてもいません。それは軸がぶれなかったことと、短期間で強くなるような特別な要因がなかったから。簡単には強くならなかったけれど、簡単に弱くなる要素もない」
花園初出場は、就任5年目の73回大会(1993年度)。初出場で鹿児島工、行田工を破って16強に。91回大会(2011年度)に初めてのベスト8(12-24東海大仰星)。
きょうだい選手、親子選手が多いチームに
代々、兄弟選手や親子選手が多いのが國栃の特徴。SO伊藤龍之介の兄は国栃OBの明大SO耕太郎、PR尾花大智の兄は現セコムのSO耕平(東洋大)。SH飯野和音は姉・奈々穂(現・国学院大)、兄・大和(現・武蔵大)もラグビー部卒業生。NO8小野田輝平の父は、初めて花園に出場した時のメンバー。
「皆さんは、私のラグビー指導の能力を評価してくれているんじゃないと思います。ラグビーは自分勝手じゃパスはつながりません。仲間の分までタックルしてやるという気持ちがないと勝てないし。いい選手になれない。一つのボールをみんなで繋ぐところが素晴らしい。繋ぐためには、大人になっていくしかないんですよ。パスっていうのは、ボールに夢を託すんですから」
吉岡肇/よしおか・はじめ/1961年9月25日生まれ、60歳/國學院久我山→リコー→日体大/教科は保健体育/現役時代のポジションはWTB、CTB
*引用・抜粋
「ラグビークリニックVol.30」(2012年7月25日発売)
及び下記サイト記事
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