国内 2019.02.27

1期から70期まで! 久我山ファミリー、70周年の決意。

國學院久我山高校ラグビー部創部70周年記念式典

1期から70期まで! 久我山ファミリー、70周年の決意。
元・監督の中村誠先生。記念写真を、と教え子たちに次々囲まれた

 錚々たるメンバーとは、このことだ。

 2月23日、東京都内のホテルで國學院久我山高校ラグビー部創部70周年記念式典が行われ、OB、来賓あわせ約350人が一堂に会した。過去、全国優勝5回(花園)を誇る名門校の節目に、元監督の中村誠先生(現在は埼玉・昌平高校総監督)が自ら壇上で教え子たちを次々に紹介した。
 
 否、初めの一組だけは教え子ではなく先輩だ。
 
 1948(昭和23)年、篠高一先生によって創部されたラグビー部。その第一期生である山下恵三氏ら4人の、久我山ラグビー萌芽期の先輩が壇上に並ぶと、場内からは大きな拍手が沸き起こった。

大先輩が壇上に。左から中村誠氏(6期/元監督)、山下恵三氏(1期)、
水野健樹氏(2期)、中村猛氏、斉藤稔氏(ともに3期)
前回優勝は1998年、当時指揮を執った浜野昭夫先生
300を超えるOBが集結!

 次々と期ごとに紹介される面々は日本ラグビーの「歴史」上の人、そして現在、ラグビー界をはじめさまざまな分野で活躍する人の名前が並んだ。
 
 一際盛り上がったのは、國學院栃木監督の吉岡肇氏がはじめにマイクを握った31期(主将は平地敏行氏)の紹介だった。
 
 前年は史上二度目の優勝、この年も決勝に勝ち上がり目黒と戦ったが、ラスト14秒で逆転され準優勝となった3年生たちの代だ。「あと14秒、久我山が花園連覇に、もっとも近づいた瞬間でした。負けちゃったけれど!」。吉岡氏が会場を笑わせる。

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