国内 2021.05.24
トップリーグMVPは福岡堅樹! 新人賞は竹山晃暉と金秀隆。稲垣、バレットらベスト15

トップリーグMVPは福岡堅樹! 新人賞は竹山晃暉と金秀隆。稲垣、バレットらベスト15

[ 編集部 ]
シーズン通して堅いディフェンスを披露したパナソニックの稲垣啓太(Photo: Getty Images)

 ベストフィフティーンは、優勝を遂げたパナソニックから4人が選出され、7季連続7回目の受賞となったPR稲垣啓太は、「たいへん光栄。あまり賞にはこだわらない方だが、自分が取り組んできた結果がこうやってある種ひとつの形として残るということは、自分がやってきたことが正しかったと、そう認識できるひとつのきっかけだと思う。この賞をいただいたことで、さらに自分を律してレベルアップしていきたい」とコメントした。

 稲垣のチームメイトであるFLベン・ガンターは初受賞。オーストラリアの高校を卒業するとき、国内でラグビー選手としてのオファーを得ることができず、軍隊へ入ろうとほぼ決めかけていた青年は、パナソニックからチャンスをもらい、いまに至る。トップリーグ2021でのパフォーマンスが認められ、プレーオフ決勝の翌日は日本代表に選出された。
「今シーズンのメインフォーカスとして、リラックスして試合に臨むこと、それから味方やゲームプランを信じてプレーすることをすごく気をつけながらやった。その結果、パニックになることもなかったし、熱くなってしまうようなこともなく、リラックスしてプレーすることができたのが大きかったと思う。これまでやってきたことを継続して、より良い選手になるように努力し続けたい」

 そして、プレーオフ4試合すべてでトライを挙げ、決勝でも試合序盤にインターセプトからの独走トライを決めてパナソニックに勢いをもたらすなど活躍したCTBディラン・ライリーもベストフィフティーンに選出された。
「(決勝のインターセプトトライは)狙っていたわけではないが、時々、感覚的に鼻が利くというか、“ここだ”というのがある。それが昨日のトライだったと思う。自分でも非常にラッキーだったと思っている。ゲームのなかでのアタッキングプレーに関してはそれなりにいいと思っているが、ディフェンスについてはもっと成長したい」
 オーストラリア出身の24歳であるライリーは2021年度日本代表候補のひとりだが、36か月間継続居住の条件をクリアして日本代表として試合に出られるのは10月以降ということもあり、6月・7月の欧州ツアースコッドには入っていない。
 それでも、今週から始まる別府合宿に参加するようにと言われているそうで、「とても楽しみにしている」と答えた。

PICK UP