国内 2021.05.24
トップリーグMVPは福岡堅樹! 新人賞は竹山晃暉と金秀隆。稲垣、バレットらベスト15

トップリーグMVPは福岡堅樹! 新人賞は竹山晃暉と金秀隆。稲垣、バレットらベスト15

[ 編集部 ]
新人賞の竹山晃暉(左)と金秀隆 ©JRFU

 新人賞は、昨シーズンのトップリーグが新型コロナウイルス感染症拡大の影響で不成立となったため、2020年大会および2021年大会の新人賞対象選手からトップリーグ2021のリーグ戦7節で最も活躍した選手各1名が選ばれることとなり、パナソニックのWTB竹山晃暉とクボタスピアーズのFB金秀隆が選出された。

竹山晃暉はパナソニックに2019年度加入。6試合だけの初年は全試合先発(撮影:松本かおり)

 パナソニック入団2季目だった竹山は、リーグ戦全7試合に先発して6トライを記録。「チームの優勝に貢献できたことはうれしい」。しかし、練習中の負傷によりプレーオフの舞台には立てず、悔しい思いも抱いた。
「チームに貢献できることはもっとたくさんあると思うので、次のシーズンへ向けて切り替えて準備していこうと思う」
 日本代表にもどんどんチャレンジしたいという竹山は、パナソニックのロビー・ディーンズ監督を通してサンウルブズに加わりたいという思いを伝えている。6月12日に静岡で日本代表の強化試合の相手を務めるサンウルブズに、チャンスがあれば、いつでも試合に出られる準備はしていると話した。

出身校は関東大学リーグ戦2部の朝鮮大。無名の星になった金秀隆(撮影:早波章弘)

 金はクボタのルーキーながら開幕から背番号15をつけ、チームの全10試合(プレーオフを含む)にフル出場し活躍した。
「まさか新人賞に選ばれるとは思っていなかった。うれしいの一言に尽きる」
 金は朝鮮大出身。そのころ育んだチャレンジャー精神はいまも活きているという。
「朝鮮大という(関東大学リーグ戦)2部の下のチームでやってきた。そのなかで、2部のトップチームや1部のチームと練習試合などをさせてもらったが、常にチャレンジャー精神を持っていた。その気持ちは、トップリーグでのパフォーマンスにもつながっていると思う」
 さらなる成長を期待される金も、「100%、日本代表を目指したい」とハッキリ口にした。

PICK UP