海外 2021.04.06

山田章仁が北米プロリーグMLR挑戦! NTTコムから派遣でシアトルへ加入 公式発表!

[ 編集部 ]
山田章仁が北米プロリーグMLR挑戦! NTTコムから派遣でシアトルへ加入 公式発表!
2020年1月、NTTコムの一員としてピッチに出る山田章仁(撮影:松本かおり)


 日本ラグビー界屈指のトライゲッターである山田章仁が、アメリカの地で新しい挑戦をすることが決まった。北米プロリーグのメジャーリーグラグビー(MLR)で2018、2019年と連覇を遂げた強豪のシアトル・シーウルヴズに入団することが日本時間4月6日に公式発表された。

 シーウルヴズによれば、山田が現在所属しているNTTコミュニケーションズから派遣という形となる。NTTコミュニケーションズも派遣について合意したことを認め、「今回の山田選手のMLR挑戦は、新リーグを控えた日本ラグビー界並びにアメリカラグビー界の双方にとって、大きな発展につながる機会になると確信しております」とコメントしている。

 山田も自身の公式ブログで報告し、「多くの方々のご理解あってのものであり、感謝しかありません」とコメント。MLR挑戦は以前から噂されていたが、正式合意に向け、両チームと慎重に歩調を合わせていたとのこと。また、ビザ申請に時間がかかり、新型コロナウイルス等の問題もあり、このたびの発表になったという。山田によれば、渡米の日程は未定で、「ビザがおり次第ということでパスポートは枕元に置いております」と述べている。

 昨年は新型コロナウイルスの影響で不成立となったMLRだが、4季目となる今年は3月20日に開幕し、アメリカの11チームとカナダの1チームが参加して熱戦を繰り広げている。ボストンを拠点とするニューイングランド・フリージャックスには、山田と同じ35歳で、日本代表として一緒に戦ったプロップの畠山健介が昨季から所属しており、2015年のワールドカップで世界を驚かせたブレイブブロッサムズがMLRで新たな夢を追う。

 2019年には、NECグリーンロケッツのプロップ瀧澤直がオースティン・エリート(現 オースティン・ギルグロニス)でプレーしており、山田は日本人選手として3人目のMLRプレーヤーとなる。

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