山田章仁が北米プロリーグMLR挑戦! NTTコムから派遣でシアトルへ加入 公式発表!
快速ウィングの山田は、慶應義塾大生時にオーストラリアへラグビー留学し、海外のクラブに自らを売り込むなど、かねてより海外志向が強かったといわれている。大学卒業後はホンダヒート、パナソニック ワイルドナイツ(旧:三洋電機ワイルドナイツ)でプロ選手として活躍し、29歳だった2015年には、オーストラリアのパースを拠点とするスーパーラグビーチームのフォースに加入。2019年には、シャイニングアークスとパートナーシップを締結したフランスのリヨンに期間限定で加わり、新しいカルチャーを学んだ。国際リーグのスーパーラグビーでは、フォースを経験したあと、日本チームのサンウルブズで活躍し、2016年には7人制ラグビーでオリンピックに挑戦するためシーズン途中で離脱したものの、それまでに9トライを挙げ、南半球の一流選手たちとともにトライ王を争った。
ジャパンラグビートップリーグでは、リーグ戦通算93トライを記録。最多トライゲッター賞には2度輝き、2012-13シーズンには20トライを挙げてシーズン最多トライの新記録を樹立するなど、日本最高峰のフィニッシャーである。
日本代表としては25試合に出場し、2015年ワールドカップ・サモア戦の“忍者トライ”を含め19トライを決めている。
MLRは近年、世界的スターたちも参戦するリーグとして注目が高まっており、今年は、元ニュージーランド代表のLOアイザック・ロス(オースティン・ギルグロニス)、SHアンドリュー・エリス(ラグビーユナイテッド・ニューヨーク)、元オーストラリア代表のCTB/SOマット・ギタウ(LAギルティニス)、CTBアダム・アシュリークーパー(LAギルティニス)、元イングランド代表主将のFLクリス・ロブショウ(サンディエゴ・リージョン)、元アルゼンチン代表のFBホアキン・トゥクレット(トロント・アローズ)、カナダ代表としてワールドカップ4大会に出場した万能BKのDTH・ファンデルメルヴァ(LAギルティニス)、元ワールドラグビー年間最優秀セブンズ選手のセシル・アフリカ(サンディエゴ・リージョン)などもMLRでプレーする。