国内 2021.03.06
ドコモ劇的勝利、快進撃続く! パナソニック、神戸製鋼、サントリー、クボタ、トヨタも3連勝

ドコモ劇的勝利、快進撃続く! パナソニック、神戸製鋼、サントリー、クボタ、トヨタも3連勝

[ 編集部 ]
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モールで押し込むサントリーのFW(撮影:松本かおり)

 レッドカンファレンスで首位を走るサントリーサンゴリアスは、山梨・JIT リサイクルインク スタジアムで宗像サニックスブルースと対戦し、75-10で大勝した。

 サントリーは前半だけで6トライを挙げ、勝負を決めた。
 4分、敵陣深くでのスクラムから攻め、FLツイ ヘンドリックが先制。14分にはモールから持ち出したHO堀越康介がパワフルな突進でトライゲッターとなった。18分にはテンポのいい連続攻撃から、CTB梶村祐介がディフェンス裏にキックでボールを転がし、オーストラリア代表CTBサム・ケレビがインゴールに持ち込んだ。21分にも自陣から攻め上がって次々とつなぎ、WTBテビタ・リーがフィニッシュ。リスタート後にはNO8テビタ・タタフのビッグゲインで瞬く間に敵陣深くに入り、たたみかけてFLツイが5点を追加した。サントリーは36分にも自陣深くからボールを回してつなぎ、ニュージーランド代表のSOボーデン・バレットがゴールに持ち込んだ。

 アグレッシブなサントリーは後半も5トライを追加し、3連勝で総勝点15となった。

 サニックスは52分(後半12分)、ディフェンスも強い相手から1トライを奪い返したが、反撃はそこまでで、開幕から3連敗(総勝点1)と苦しい戦いが続いている。

マルコム・マークスらカベのようなクボタのディフェンスに立ち向かうNTTコムの張容興(撮影:福地和男)

 好調のクボタスピアーズは東京・江戸川区陸上競技場でNTTコミュニケーションズシャイニングアークス(NTTコム)と対戦し、34-24で競り勝った。

 クボタは開始40秒も経たぬ間に先制。キックオフボールをレシーブしたWTBゲラード・ファンデンヒーファーがタックルをかわして大きくゲインし、キックしたボールを元ニュージーランド代表CTBライアン・クロッティがチェイスし確保、リサイクルして展開し、WTBタウモハパイ ホネティがインゴールに持ち込んだ。

 クボタはさらに18分、ラインアウトからモールで押し込み、2つ目のトライを奪った。

 対するNTTコムは36分、元スコットランド代表主将のSHグレイグ・レイドローがディフェンス裏に蹴ったボールをCTBシェーン・ゲイツがダイレクトキャッチし、ゴールに持ち込み5点差に詰めて折り返した。

 だがクボタは15-10で迎えた後半早々、モールからボールを持ち出したNO8バツベイ シオネがパワフルに突進してトライを挙げた。45分(後半5分)にも敵陣深くで攻め、WTBホネティがフィニッシュ。29-10とした。

 その後、相手にスクラムトライを許したクボタだったが、58分、ラインアウトからのサインプレーが決まってゴールに迫り、テンポよくボールを動かし、WTBホネティが左隅にフィニッシュして5点を追加。

 ハットトリックを達成したホネティは、71分に危険なタックルをして退場となってしまったが、クボタは残り時間、相手の攻撃を1トライに抑え、接戦を制した。

 ボーナスポイントは逃したクボタだが、3連勝で総勝点14。NTTコムは1勝2敗(総勝点5)となった。

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