国内 2020.12.30

優勝候補の東海大仰星が好発進。長崎北陽台、京都成章、尾道も花園で年越し

[ 編集部 ]
優勝候補の東海大仰星が好発進。長崎北陽台、京都成章、尾道も花園で年越し
佐賀工戦でゲインする東海大仰星のFL薄田周希(撮影:松本かおり)


 史上最多の63校が参加した第100回全国高校ラグビー大会で唯一、2回戦からの出場となった優勝候補の東海大仰星(大阪第1)は、12月30日に佐賀工業(佐賀)と対戦し、31-7で勝って3回戦に進んだ。

 東海大仰星は前半4分、前によく出ていた佐賀工のディフェンス裏にSO奥田泰進がキックでボールを転がし、WTB大畑亮太がドリブルしてインゴールで押さえ、先制した。16分と24分にはラインアウトからモールで押し込み加点。

 ハーフタイム前の佐賀工の反撃を抑え、19-0で折り返した東海大仰星は後半3分、強風のなかキャプテンのCTB近藤翔耶がハイパントで相手にプレッシャーをかけ、佐賀工の選手が目測を誤ると、バウンドボールを確保したWTB岡村優太がゴールへ走り切り貴重な追加点獲得となった。8分にも敵陣深くに入りFL奥平都太郎がインゴールに入って点差を拡大。

 佐賀工は試合終了間際、ゴール前のラストアタックでトライを取り切り意地を見せたが、3回戦進出を決めたのは東海大仰星だった。

スクラムから“8-9”で攻める長崎北陽台(撮影:松本かおり)

 その東海大仰星と元日対戦するのは、九州屈指の強豪である長崎北陽台(長崎)だ。30日の2回戦で、明和県央(群馬)を56-0で下した。

 長崎北陽台は前半5分、ターンオーバーからアタックを継続して敵陣深くに入り、WTB山下暁大がフィニッシュで先制した。強風のなか、風下で苦労したが、19分にもボールキープで攻め込み、SO大町佳生が軽快なフットワークからインゴールに持ち込んだ。

 14-0で折り返し風上となった長崎北陽台は後半1分、相手の落球から攻めに転じ、つないでFB山田駿也がトライ。5分には敵陣深くのスクラムから攻め、CTB中濱友宏がゴールラインを割った。その後、NO8勝矢紘史の連続フィニッシュなどで4トライを追加し、大差がついた。

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