国内
2020.11.23
報徳15-7天理。激戦・近畿オータムを制し、報徳学園が花園へ
天理は後半11分、ゴール前のラインアウトからモールを押し切る。コンバージョンが決まり、7-12と追い上げたが、あとが続かなかった。
松隈孝照監督は勝者を讃えた。
「報徳のディフェンスがしつこかった。ウチの力不足です」
天理らしくない反則やミスもあった。
前半26分、インゴールに手を伸ばし、トライに見えたが、ノット・リリース・ザ・ボールの判定。前半終了間際には、ゴール正面15メートルのPKで3点を狙わず、スクラムを選択。8次攻撃で落球した。
2日前、優勝候補の本命である大阪桐蔭を19-10で破った。そこがヤマになってしまったのでは? という質問に答える。
「僕自身はそういうことはないが、大阪桐蔭に対して構えてしまうところはあった。生徒たちに聞いてみないとわからないけれど、そういう部分はあったかもしれません」
抽選のあや。高校ラグビーは難しい。
兵庫県からの2校出場は1948年(昭和23)に学制改革があり、新制高校になってからは初めて。旧制中学時代には、1942年の24回大会で神戸二中(現・兵庫)と神戸村野工の出場がある。ただ、この時は太平洋戦争の影響で関西と九州の2場所開催だった。