国内 2020.11.23
報徳15-7天理。激戦・近畿オータムを制し、報徳学園が花園へ

報徳15-7天理。激戦・近畿オータムを制し、報徳学園が花園へ

[ 編集部 ]

「工学院の試合で前に出られたからね。それで自信を取り戻したと思います」

 2日前の準決勝では24-21と全国優勝4回を誇る京都工学院を振り切った。県大会決勝で関西学院の出足の鋭さにたじろぎ、10-34と完敗したひ弱さはない。

 この両チームは7月に練習試合を行い、報徳学園が勝っていた。泉光太郎コーチはその時のことを語る。

「トライ数は2-2で行って、最後にウチが1本獲った感じです」

 リベンジは許さなかった。

 試合後、花園の第2グラウンドで真っ先に胴上げされたのは永井部長だった。続いて、竹ノ内主将が3回、宙を舞った。

「同期や後輩たちに感謝したいです。全国大会はテーピングをがちがちに巻いて、少しでもいいから出たいです」

 竹ノ内主将は笑った。卒業後はラグビー部初の筑波大への進学、そして部員になるため、現在、受験の最中である。

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