豪代表主将フーパーのトヨタ入団公式発表 「愛知に住みながら…ベストを尽くす」
噂されていたオーストラリア代表主将マイケル・フーパーのトヨタ自動車ヴェルブリッツ入団が、10月5日に公式発表された。ワールドカップ2大会を含めこれまでテストマッチ99試合に出場してきた世界トップクラスのオープンサイドフランカーであり、日本代表の姫野和樹、世界最優秀選手に選ばれたこともある前ニュージーランド代表主将のキアラン・リードなどもいるヴェルブリッツのバックローはさらに充実する。
「トヨタ自動車ヴェルブリッツファンの皆さん、こんにちは。2021年1月に皆さんのもとに合流できることを私も妻もとても楽しみにしています」
そうコメントしたフーパーは、現在、南半球のライバルたちとのテストマッチに向けてオーストラリア代表として活動中で、12月中旬までザ・ラグビーチャンピオンシップを戦ったあと、休暇をはさんで来日すると思われる。ジャパンラグビートップリーグ2021の開幕は1月16日。
フーパーはさらに次のようにコメントしている。
「ヴェルブリッツが実践しているラグビープログラムについては多くのポジティブなことを聞いています。そしてチームは常にファンの方々や会社の素晴らしいサポートを受けていることも伺いました。愛知に住みながら地域の皆さんを代表して戦える機会をいただいたことは自分にとって大変特別なことであり、なかなか無いことです。プレーで可能な限りベストを尽してまいります。近々皆さんにお会いできることを楽しみにしています」
そのほか、ワラターズでフーパーとチームメイトだったLO/FL/NO8ジェド・ホロウェイも一緒に2020年度入団することが決定。さらにニュージーランドからは、チーフスにいたLO/FLマイケル・アラダイスとSOティアーン・ファルコン、マオリ・オールブラックスの経歴がある前ハイランダーズのCTBロブ・トンプソンもヴェルブリッツに加入する。そして、昨季まで神戸製鋼コベルコスティーラーズにいたニュージーランド出身のCTBチャーリー・ローレンスも移籍先が決まり、「トヨタ自動車ヴェルブリッツファミリーの一員になれたことをとても嬉しく思います」とコメントした。
なお、トヨタ自動車ヴェルブリッツは、拠点とする豊田市と相互支援協定を9月30日に締結している。
ヴェルブリッツの上田真一部長は、「これまでも豊田市とはラグビーを通じた活動を一緒に推進させていただいていましたが、今回の締結によりさらに強固な関係を構築し、地域振興や地域の活性化に貢献していきたいと思います。そして『豊田市にヴェルブリッツがあって良かった』と市民の皆さまに言っていただけるように精進していきたいと思います」とコメントした。