日本代表 2020.06.26
【再録・ジャパン_04】田村 優 [2010年12月号/解体心書]

【再録・ジャパン_04】田村 優 [2010年12月号/解体心書]

[ 編集部 ]

「父にはいろんなことを相談してます。自分のプレーに対して、厳しくも言わないし褒めもしない、その中間。自分は誰の意見でも聞く、というタイプじゃないんですけど、父のアドバイスはすごく的を射ている」

 最近は、父に相談するより4年生どうしで話し合う機会が増えた。

 世界の主流のラグビーって、あるじゃないですか。入った頃は、それに近づけたかったけど、明治には北島先生がおっしゃった“前へ”という言葉がずっと生きている。ここでは世界の主流のスタイルより、明治の文化と伝統のラグビーが先に出る。“世界はこういうラグビーをやってる。明治もそれができるだろうな”と思ってやってみて、できなかったのがこの3年間。僕は北島先生に教えてもらったわけじゃないけど、今年はみんなが思っている明治のラグビーに近いから、ここまで結果が出ていると思います。

 明治に入った頃は“早くBKに出せよ”と思ってたんですけど、やっぱり最後はFW。ゴール前までは自分たちがボールを運ぶから、そこから先はお願いします、という感じ。FWの表情、言葉、態度…。何かあったら、すぐに分かります。今年はFWがのってる試合が多いので、すごく楽しい」

 授業と練習の合間を縫って、豊田自動織機の試合に足を運ぶ。10月16日、秩父宮での対クボタ戦。スタンドには、正装をした田村の姿があった。釜利谷でのジュニア選手権に向かう途中、「30分だけでも見たいと思って」寄ったのだ。

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