松島がフランスラグビー挑戦の思い語る。「積み上げたものがある。自信はある」
ラグビーワールドカップ2019で日本代表のキープレーヤーのひとりとして初のベスト8入りに大きく貢献した松島幸太朗(27歳)は、2020年5月末まで7季在籍したサントリーサンゴリアスを離れ、フランスの名門クラブであるASMクレルモン・オーヴェルニュへ移籍する。
移籍発表は1月下旬におこなわれ、後日改めて、メディア取材の機会に松島本人の口から意気込みなどが語られる予定だったが、新型コロナウイルスの影響によるトップリーグ中止に伴って実施見送りとなり、このたび、サントリーサンゴリアスの協力でインタビュー映像が配信された。
クレルモンが属するフランス最高峰リーグのトップ14は、例年、8月下旬に開幕する。新型コロナウイルスの感染拡大で2019-2020シーズンは途中で打ち切りとなり、来季については未確定だが、松島はいま、まだ本格的なトレーニングはしていないものの、自宅でバイクをこいだり、軽い器具でウエイトトレーニングなどをしているという。
渡航時期は未定だ。
「コロナウイルス次第ですけど、いつどういったタイミングで行くかという日付は決まっていません」
フランスは、新型コロナウイルスによる死者数が世界でもワースト5に入っており(5月31日時点で死者数:2万8802人、感染者数:18万8882人)、警戒が続いている。松島は「日本より感染者数などが多いので、日本にいる時より注意しなければいけないので、まぁ怖いと言えば怖いですね」と不安を口にする。が、フランスラグビーに挑戦したいという思いは変わらなかった。今回の契約をやめて日本に留まるという気持ちはなかったという。
「基本、行きたいという気持ちがあったので。あとはコロナウイルスがどれくらい収まってくれるのか…。治療薬ができるタイミングもあると思うので、本当にコロナ次第というか」