松島がフランスラグビー挑戦の思い語る。「積み上げたものがある。自信はある」

　クレルモンには、2019年のワールドカップに参加したフランス代表のWTB/CTBダミアン・プノー、WTBアリヴェレティ・ラカ、CTBウェスレイ・フォファナなどそうそうたるメンバーがいる。松島は、昨年のワールドカップではWTBで活躍したが、日本代表で重ねた39キャップのうち、FBやCTBでも先発したことがあるユーティリティBKであり、どのポジションでも挑戦するつもりだ。
「CTBもできればやっていきたいです。自分の中でどんどん幅を広くしていきたいという気持ちがあるので、どのポジションでもやっていきたいと思います」

　日本ラグビーのスター、松島幸太朗はヨーロッパへ旅立つ。
　ジャパンラグビートップリーグのベストフィフティーンに3度選出され、サントリーサンゴリアスの連覇に貢献した2017-2018シーズンはMVPにも輝いた男。さらなる高みを目指し、海を渡る。

「順調にコロナウイルスが鎮まれば試合ができる環境になっていくと思うので、そういう環境になれば、しっかりとスターティングで出られるような信頼を勝ち取って、しっかり試合に出続けるということをやっていきたいと思います」

　ちなみに、今年1月の移籍発表時、クレルモンとは2022年6月までの2年契約と明かされた。
　ならば、フランス、ヨーロッパでの挑戦を終えたあと、日本ラグビー界に復帰する可能性はあるのだろうか？
「全然あり得ると思います。海外でまず自分がやりたいことをやり、しっかりと達成感があれば、あり得ると思います」