海外 2020.06.01

日本ラグビー協会の森重隆会長「サンウルブズの5年間の軌跡は決して消えない」

[ 編集部 ]
日本ラグビー協会の森重隆会長「サンウルブズの5年間の軌跡は決して消えない」
福岡での2020開幕戦でレベルズに勝ったあとファンに挨拶するサンウルブズの選手たち(Photo: Getty Images)


 サンウルブズがスーパーラグビー・オーストラリア国内大会への参戦を断念したことを受け、日本ラグビー協会の森重隆会長がコメントを発表した。

「多くのファンの方々に愛されたサンウルブズが、2020年度シーズンの終了を迎えました。世界の強豪チームに挑戦し続けてきた姿が、多くの皆様のご声援につながったことと思います。ファンの皆様、ご支援頂いた皆様に心より御礼を申し上げます。また、サンウルブズに参加した全ての選手とスタッフに対し、その献身的な貢献に深く感謝いたします」

 南半球のラグビー大国の選手を中心とするトッププレーヤーたちが集い、世界で最もエキサイティングな大会のひとつといわれるスーパーラグビーに2016年から参戦した日本のサンウルブズ。5年間の通算成績は9勝1分58敗と厳しい戦いの連続だったが、それでも、果敢に挑み続けた狼たちの勇姿は観る者の心を打ち、日本代表の強化にもつながった。

「サンウルブズの5年間の軌跡は決して消えるものではありません。昨年のラグビーワールドカップにおける日本代表の活躍が語られるとき、等しく、サンウルブズの存在がその活躍を導いたと、多くのファンの方々に語られていることがそれを証明しています」
 そう称えた日本ラグビー協会の森会長は、今後もサンウルブズの存在によって積まれた経験値を活かし、ファンや関係者と共に日本ラグビーのさらなる発展に向け取り組んでいくことを約束した。

PICK UP