国内
2020.03.13
名手たちは淡々と準備。クボタの「クロッツ」、守備でチームをリード
3月中の試合が開催されないことが発表され、4月からの開催も不透明な状態だが、各チームでは粛々と、来るべきリーグ再開に向けて準備が進んでいる。
3月上旬の火曜日、ラグビーマガジン連載「解体心書」の取材で訪れた船橋市のクボタスピアーズのグラウンド。選手たちは開け放したトレーニングルームで、激しいメニューに取り組んでいた。それぞれの表情は真剣と言うより必死で、目の当たりにすれば「リーグの中断でモチベーションの維持は…」などと簡単に口にできない光景だった。
取材を受けてくれた名手、オールブラックスのライアン・クロッティは朗らかな表情で現れた。
「いくつかの中止試合については残念だけれど、トップ4に負けない手応えは掴んでいる。僕は戦績はもちろんのこと、チームにカルチャーを作りたいと思っている。たとえだけれど、才能を抱えるチームでも、そこに文化がない場合がある。必ずしも最高の才能が揃っていなくても、文化があればチームは戦える」。チームメートたちの素晴らしい資質と、チームへのプライドを語ったあとで、クロッティは噛み締めるように話した。
あなたの場合は、どのようにクボタのカルチャーを高めていくのですか?
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