ワールドカップ 2019.10.19

負けたら終わりの大勝負 豪州指揮官は19歳新星ペタイアを13番に大抜擢

[ 編集部 ]
負けたら終わりの大勝負 豪州指揮官は19歳新星ペタイアを13番に大抜擢
足の腱の手術から復活し豪州史上最年少のW杯出場選手となったジョーダン・ペタイア(Photo: Getty Images)


 前回のワールドカップ準優勝チームであるオーストラリア代表“ワラビーズ”は、2019日本大会はプールDでウェールズ代表との接戦に敗れ、同組2位通過、準々決勝では優勝候補の一角であるイングランド代表と対戦することになった(10月19日/大分スポーツ公園総合競技場)。この4年間で6戦全敗と苦手にしている相手であり、20年ぶりの王座奪還へ向けていきなり難関にぶつかる。

 マイケル・チェイカ ヘッドコーチは準々決勝に臨むメンバーの選考理由について多くを語らなかった。
「理由は挙げたくない。他のチームに手の内を見せたくない。自分のなかで取っておく。(選んだのは)みんないい選手だ」

 サプライズは、今大会のウルグアイ戦(10月5日)でデビューしたばかりの19歳、ジョーダン・ペタイアの13番(アウトサイドCTB)抜擢。
「彼に割り当てられている試合でも何でもない。試合を見ても練習を見ても、彼は試合に出るに値する」と指揮官。「若いが、準備万全だ。普段と変わらない様子でいるところがいい。信頼できるから選んだ」と、2週間前に大分でトライを挙げるなど活躍した身長191センチ、体重102キロの若き大型ランナーに期待している。一部メディアではディフェンスが心配されているペタイアだが、サム・ケレヴィとのコンビでイングランドのパワフルなミッドフィールドに挑む。

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