サンウルブズ新加入のマフィはレッズ戦ベンチ入り! ガンターは先発でデビューへ
テレビ放映権等の契約が新しくなる2021年以降もスーパーラグビーに参戦できるのか、それとも除外されるのか、注目が集まっている日本のサンウルブズだが、この大会で戦い続けるにふさわしいチームであることをグラウンドで証明したい。挑戦4年目の今季は4戦を終え、1勝3敗。3月16日には東京・秩父宮ラグビー場で同じオーストラリア・カンファレンスのレッズと対戦し、今季のホームゲーム初勝利を狙う。
先週のブルーズ戦から先発は6人変わった。リザーブだったLOヘル ウヴェ、SOヘイデン・パーカーがスターターに戻り、今季新加入のダン・プライアーはサンウルブズで初めて7番をつける。背番号6を与えられたベン・ガンターはスーパーラグビーデビューとなり、2年目のWTBホセア・サウマキとCTBシオネ・テアウパもチャンスをもらって今季初出場だ。
そして、半年後に迫ったワールドカップの日本代表スコッド入りを目指し、サンウルブズに追加招集され新メンバーとなったNO8アマナキ・レレイ・マフィは、リザーブに名を連ねた。
キャプテンのマイケル・リトルは、「今週のゲームメンバーには、新たなエナジーが加わりました。先発入りしたベン・ガンターは、若く非常に才能を持った選手です。彼がフィールドで活躍することを楽しみにしています。また、シオネ・テアウパに関しては、彼にとって久しぶりのスーパーラグビーの舞台となりますが、彼もまた素晴らしいプレーを発揮してくれることでしょう。アマナキはスーパーラグビーの中でもトッププレーヤーの一人です(昨年、一昨年とオーストラリアのレベルズで活躍)。彼のような新しいタイプのエナジーをチームに迎え入れることは、非常に素晴らしいことだと思っています」とコメントした。
先週、ブルーズに20-28で惜敗した試合はペナルティの多さを反省。「今週、我々が取り組まなければいけないことはとてもシンプルです。サンウルブズのシステム・攻撃のスタイルを信じること。ミスをたくさんしないこと。カードをもらわないこと」と語り、自分たちのできること、やるべきことに集中している。
FWの要であるPR山下裕史は、「先週の試合ではスクラムでプレッシャーを受けてしまいましたが、1、2、3番の1列目でコミュニケーションをとって、2列目、3列目で共有し、しっかりと8人でスクラムを組みたいと思います。試合中に分析と違うことは起こると思いますが、先週からの改善点はしっかりと準備できています。細かいところはフィールドの中で修正するだけです」とコメントした。
<サンウルブズ (3月16日・レッズ戦) 試合登録メンバー>
1.パウリアシ・マヌ(日野) 2.坂手淳史(パナソニック) 3.山下裕史(神戸製鋼) 4.ヘル ウヴェ(ヤマハ発動機) 5.トム・ロウ(―) 6.ベン・ガンター(パナソニック) 7.ダン・プライアー(宗像サニックス) 8.ラーボニ・ウォーレンボスアヤコ(―) 9.ジェイミー・ブース(―) 10.ヘイデン・パーカー(神戸製鋼) 11.ホセア・サウマキ(キヤノン) 12.マイケル・リトル(主将/三菱重工相模原) 13.シオネ・テアウパ(クボタ) 14.ゲラード・ファンデンヒーファー(クボタ) 15.ジェイソン・エメリー(宗像サニックス)
〔リザーブ〕
16.ジャバ・ブレグバゼ(―) 17.サム・プラットリー(―) 18.ヴァル アサエリ愛(パナソニック) 19.ジェームス・ムーア(宗像サニックス) 20.アマナキ・レレイ・マフィ(NTTコム) 21.内田啓介(パナソニック) 22.松田力也(パナソニック) 23.セミシ・マシレワ(近鉄)