毎週、自信に。トレヴァ・ホゼア[三重ホンダヒート/LO]
限りなくカテゴリCに近づいたカテゴリBと言っていいだろう。
三重ホンダヒートのLO、トレヴァ・ホゼアだ。
204センチ、118キロとリーグでも屈指のサイズを誇る26歳。東京サンゴリアスで2季プレーした後、今季から住まいを鈴鹿に移している。
今季は第10節までに1試合を除く全試合出場、6試合に先発した。
長い髪をなびかせ、攻守に激しくぶち当たる。
「毎週、自信をつけられています。他の選手たちが助けてくれるのでできることではありますが、一貫性を持って仕事をし続けることができていると思います。これを毎週、積み重ねて成長したいですね」
直近で際立ったのは、第9節の静岡ブルーレヴズ戦だ。
モールディフェンスで相手の前進を阻み、チームに3勝目をもたらした。
「相手がセットピースを強みにしているのはわかっていました。全員が役割を理解して、何をしなければいけないかを遂行し続けられたと思います。自信に繋がりました」
仲間への信頼もにじむ。
「他のメンバーも各々すべきことをしてくれるので、自分は自分の仕事さえ集中すればいい。それが自分の仕事をやりやすくしてくれます」
オーストラリア・メルボルン出身。家族の中でも一際大きかった。
その身長を生かせるバスケットやバレーボールに触れたが、「遊びでやる程度」。ローイングもやった。
6歳から楕円球を追ったのは、元ラグビーマンの父に勧められたからだ。
「父に昔の話を聞いたら『オレはプロだった』と言うかもしれませんが、プロでは続けていなかったはずです。ただ、良い影響は受けました。練習に連れて行ってくれたり、いろんなサポートをしてくれました」
母国で磨いたのはディフェンスだ。タックルのビッグヒット集をよく見ていたという。
「ボールを取り返すことにワクワクしていました。そこでできる限り激しくやろうと。ボールを持てれば好きなアタックができる、というメンタリティでいました」
ブリスベンボーイズカレッジ卒業後は再び地元に戻り、2018年にはスーパーラグビーのレベルズと契約。翌年にはU20オーストラリア代表に選ばれた。
2020年(スーパーラグビーAU)にシニアデビューを果たすと、序盤戦からレギュラーの座を掴んだ。
チームのファイナル進出に貢献、その年のリーグ最高のLOと称された。
シーズン終了後には、デイブ・レニーHC(現・コベルコ神戸スティーラーズHC/次期オールブラックスHC)率いるワラビーズに招集される。その翌年にもスコッド入りした。
しかしテストマッチデビューはならず。結果的にリーグワンではカテゴリBとなった。
2023年に来日したのは、「違う環境でラグビーをしてみたいと思った」からだ。
「日本のラグビーは速くて、常に走ってるアタックします。やはりアタックは楽しいですから、そういうラグビーをしたいなと」
サンゴリアスで同僚となったハリー・ホッキングスや、埼玉ワイルドナイツのエセイ・ハアンガナには少なからず影響を受けた。
ともにオーストラリア出身のLOで、ホッキングスは1学年上、ハアンガナは同級生だ。
「ハアンガナはレベルズで、ホッキングスはU20で一緒でした。二人とも良い友達です。自分のキャリアにとって、(彼らが)先に日本に来ていたのは大きかったです」
鈴鹿での暮らしを気に入っている。昨年末は息子もこの日本で生まれた。
「(誕生日は)11月11日です。今日も家族で試合を見に来てくれていたのですが、やはりエナジーを与えてくれます」
1が並ぶので将来はルースヘッドPRですね。記者にそう言われると、笑って首を横に振った。
「いやいや、FBがいいな」

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