ニュージーランド代表オールブラックス、スコット・ロバートソンHCが2年で退任。「胸が張り裂ける思い」
ニュージーランドラグビー協会(NZR)は1月15日、男子15人制代表チーム「オールブラックス」のスコット・ロバートソン ヘッドコーチ(51)の退任を発表した。
2023年W杯で準優勝に終わったイアン・フォスター氏の後を継ぎ、2024年より就任したスコット・ロバートソンHC。クルセイダーズのHCとして7連覇を達成した愛称「レイザー」の手腕には多くの期待が寄せられていた。しかし南半球4か国対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」では、チーム史上初めて2年連続で優勝を逃すなど、現世界王者の南アフリカの後塵を拝するパフォーマンスに対し、国民から懐疑的な声も上がっていた。
2025年8月にはレオン・マクドナルド アシスタントコーチ(現・横浜E HC)が電撃退任。2025年末にはジェイソン・ホランドACもコーチンググループを去るなど、不協和音も響いた。イングランドに敗れ3勝1敗で終わった昨年11月の「グランドスラムツアー」終了後にも、選手たちからの不満が伝わるニュースがNZ国内で報じられていた。2年間のテストマッチ戦績は20勝7敗。
NZRの発表によると、2025シーズン後のレビューを経て、ロバートソン氏の退任が決定した。次期HCの選任は現在進行中だが、現地の報道によると、前日本代表HCで、ハイランダーズHCと兼任してNZのセカンドチーム「オールブラックスXV」のHCを務めたジェイミー・ジョセフ氏の名前が候補として挙がっている。
オールブラックスの公式SNSは、ロバートソン氏のメッセージを発表。「オールブラックスを指導することが、私の人生の最大の栄誉でした」というコメントから始まり、「私の最優先事項は常にオールブラックスの成功であり、NZRとの協議を経て私が身を引くことがチームにとって最善であると確信しました。したがって、新たなコーチンググループが準備を進め、チームを次のW杯へ導くための時間を確保できるよう、NZRと契約を早期終了する合意に至りました。ご想像の通り、この結果には胸が張り裂ける思いです。私はこのチームを深く愛しています」と伝えた。


