各国代表 2024.08.22

オールブラックスのレオン・マクドナルド アシスタントコーチが退任。TRCスプリングボクス戦前のチームに衝撃。

[ 編集部 ]
オールブラックスのレオン・マクドナルド アシスタントコーチが退任。TRCスプリングボクス戦前のチームに衝撃。
7月6日イングランド戦でのレオン・マクドナルド前アシスタントコーチ(Photo: Getty Images)

 ニュージーランドラグビー協会は15人制男子代表チーム“オールブラックス”のアシスタントコーチ(AC)を務めるレオン・マクドナルド氏が退任することを8月22日に発表した。8月31日に「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」(TRC)の大一番、アウェイでの南アフリカ戦を控えるチームに衝撃が走った。

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 1977年生まれ、現在46歳のレオン・マクドナルド氏は、選手としてFBを中心にプレーしていた。オールブラックスでは56キャップの出場記録を持ち、W杯は2003年、2007年大会でメンバー入り。トップリーグでのプレー経験もあり、2004年度はヤマハ発動機ジュビロ、2009年度は近鉄ライナーズに所属していた。

 2010年の現役引退後に指導者としてのキャリアをスタートさせ、2019年からHCを務めたブルーズでは2021年にスーパーラグビー・トランスタスマンで優勝するなど一時低迷していたチームを立て直した。
 2023シーズン終了後は、W杯後に始動したスコット・ロバートソンHCの下でオールブラックスのアシスタントコーチに就任していた。

 ここ数週間、ロバートソンHCとマクドナルド氏の間で話し合いがおこなわれた結果、別々の道を進むことになった。
 マクドナルド氏が受け持っていた残りのシーズンの職務は、スコット・ハンセンACとタマティ・エリソン コンタクトスキルコーチが引き継ぐ。

 ロバートソンHCは「レオンと私は、ここしばらくの間率直な議論を交わしてきた。指導者として私たちは異なる視点を持っており、それがうまく機能していないことを認め合った。オールブラックスのことを深く考慮し、チームにとってベストな選択をすることに決めた。レオンのこれまでのコーチンググループでの働きについて多大な敬意と感謝を表したい。彼の貢献を認識したうえで、チームは南アフリカとのタフなテストマッチにフォーカスしなければならない」と語り、来週末に迫ったTRCの大一番に備える姿勢を示した。

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