【関東大学対抗戦】明大が91得点で今季初勝利。帝京大は3桁得点で2連勝。

■関東大学対抗戦Aグループ
・9月27日@秩父宮ラグビー場(東京)
【明大 91-7 青山学院大】
関東大学対抗戦Aは9月27日に第2節を迎え、秩父宮ラグビー場で2試合がおこなわれた。
第1試合は明大×青山学院大。開幕戦で筑波大に敗れた明大のパフォーマンスに、注目が集まった。立ち上がりこそ青山学院大の気迫あふれるプレーに苦しめられたが、徐々にペースを握り、91-7で今季初勝利を挙げた。
対する青学は試合直前に大量にメンバーを変更するアクシデントに見舞われていた。9人の先発メンバーが欠場、リザーブ8枠にはすべて当初ノンメンバーだった選手が入った。
糊谷浩孝HCは「開幕戦(対慶大戦)に出場した選手が11名が感染症を患い、関東協会や対戦校、そして学校と協議した結果、試合には出場しないことが昨日決まりました」と説明。それでも、試合の序盤は気を吐いた。
試合開始のマイボールキックオフをHO中山健太郎が確保。相手のペナルティなどで長く敵陣でプレーできた。
前半11分には先制トライを挙げる。ゴール前でのスクラムでフリーキックを得ると、すぐさまSH利守晴がタップから速攻、そのままポール横に飛び込んだ。
その後もゲーム主将のNO8荒川真斗がスティールを決めるなど、再び敵陣深くに侵入する。明大が反則を繰り返し、18分にはシンビンを受けたことで、数的優位の状況も作れた。
しかし、追加点を奪えなかった。
明大はSO伊藤龍之介の50:22キックで自陣をようやく脱出し、27分にLO物部耀大朗がポール下にねじ込んで同点とすると、35分以降に4連続トライを重ねた。前半を35-7で折り返した。
後半も自陣から果敢に攻め、パスを繋いでトライラインを幾度も越えた。
2分の物部の3トライ目を皮切りに、8連続トライ。控えメンバーがさらにエナジーをもたらし、後半の失点をゼロに抑えた。
明大の神鳥裕之監督は「今日の試合は今年の明治のスタンダードが問われる試合だと思って臨みました。序盤はリズムを掴めない時間は長く続いたことは課題ですが、80分を通してみれば学生たちが自分たちのラグビーができるような状態に立て直せたのは成長」とコメント。
開幕節はケガで欠場していたCTB平翔太主将は「勝てたことが大きな収穫。規律を守ることから修正していきたい」と語った。