日本代表 2025.08.30

【日本代表】PNC予選プール初戦でカナダに大勝。修正した後半、一気に突き放す。

[ 編集部 ]
【日本代表】PNC予選プール初戦でカナダに大勝。修正した後半、一気に突き放す。
2トライをマークしたファカタヴァ アマト(撮影:イワモトアキト)

■アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ2025
・8月30日@ユアテックスタジアム仙台(宮城)
【日本 57-15 カナダ】

 環太平洋6か国によるコンペティション「パシフィックネーションズカップ(PNC)」、日本代表のプールB初戦が仙台にカナダ代表を迎えておこなわれた。カナダは23日にバンクーバーでのアメリカに34-20で勝利し、世界ランキングを24位に上げた。日本は同13位につける。

 序盤から圧力をかける日本はカナダのキャリーバックを誘うと、5mスクラムでさらに相手の反則を引き出し、クイックタップからNO8ファカタヴァ アマトが右中間にトライ。SO李承信のコンバージョンも決まり、日本が7点を先制。さらに13分にもPGで3点を追加し着実にリードを広げる。

 ところが、前半の半ばから規律の悪化により流れがカナダに渡る。オフサイドによるペナルティが重なると、23分にラインアウトモールからトライ(G)を許す。さらに30分にも自陣で犯したオフサイドからPGを決められて10-10の同点とされ、31分には反則の繰り返しによりLOワイサケ・ララトゥブアがイエローカードを提示され、10分間の一時退場となる。

 悪い流れを断ち切りたい日本は前半終了間際にかけて前進。22mライン内に侵入してからノックフォワードとなるも、スクラムで相手の反則を誘い、再びタップからの攻撃でキャプテンのLOワーナー・ディアンズが中央にグラウンディング。17-10とリードを広げて前半を折り返した。

 後半の入りはカナダがテリトリーで優位に立つも、SH福田健太が50:22を成功させると流れは一気に日本へ。15分、ラインアウトからの展開でNO8ファカタヴァが左サイドに2本目のトライ(G)。ボールが次々とつながる日本は、20分にも右サイドへとつなぎFBサム・グリーンが右スミにボールを押さえて代表初トライ。リードを19点に広げた。

 以降、パワーとスピードで圧倒し完全にゲームを支配した日本は4トライ4ゴールを追加。WTB石田吉平は代表初トライを含む2本を決めた。終盤にカナダのラインアウトモールからトライを許すも、後半だけで6トライを奪った日本が57-15で快勝。PNC制覇に向け、好スタートを切った。

 日本代表のエディー・ジョーンズHCは前半の展開について、選手たち自身の期待値が高く気持ちが強いが故に「個人プレーに走ってしまった」ことでペナルティを重ねたと振り返った。その後、ハーフタイムにキャプテンのワーナー・ディアンズを中心に修正がなされたことを明かし、「見事に選手たちも対応して、一丸となったチームプレーができて、後半40分で40得点できたことは非常に大きなこと」とパフォーマンスを評価した。

 “軌道修正”でチームを勝利に導いたワーナー・ディアンズは、「PNCで良いスタートを切るために大事な試合」で発揮したチームの修正力を「今後に向けて、良かった」と振り返った。

 カナダはプールBを1勝1敗・勝ち点5で終えた。初戦勝利の日本はアメリカ・カリフォルニア州のサクラメントで9月6日(日本時間7日)にアメリカ代表と2戦目を戦う。

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