【TRC】NZ代表“オールブラックス”が6トライで完勝。アウェイの開幕節でアルゼンチンを下す。

■ザ・ラグビーチャンピオンシップ2025
・8月16日@エスタディオ・マリオ・アルベルト・ケンペス(コルドバ)
【ニュージーランド 41-24 アルゼンチン】
南半球4カ国対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」
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南半球4か国対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ(TRC)」の開幕節。世界ランキング7位のアルゼンチン代表“ロス・プーマス”は、ホームに同2位ニュージーランド代表“オールブラックス”を迎えた。昨年、両チームはNZで対戦、1勝1敗の戦績だった。
前半はNZが試合をコントロールする。前半4分に幸先よくPGで3点を先制すると、続く9分にラインアウトからの展開で右大外でパスを受けたWTBセヴ・リースがトライ。SOボーデン・バレットのコンバージョンも決まりリードを10点に広げた。
アルゼンチンはキックを駆使しながら前進し、16分に右大外でWTBロドリゴ・イスグロがトライ(SOトマス・アルボルノスのG成功)。3点差に迫るも、直後にPRマイコ・ビバスがラックで相手SHに接触したことでイエローカードを提示され、10分間の一時退場となる。
数的有利のNZは24分、FBウィル・ジョーダンのラインブレイクからパスを受けたSHコルテス・ラティマが中央にグラウンディング。その後もNZはセットピースの安定をベースに、前半のうちに2トライを追加。31-10のリードでハーフタイムに入った。
後半はリザーブの選手が投入されてから試合が動く。11分のスコアはアルゼンチン、22mライン内中央のスクラムからSOアルボルノスが突破しトライ(G)をマークした。
ペナルティが重なるNZは19分にNZのCTBビリー・プロクターがシンビンとなり数的不利に陥る。その間、アルゼンチンは23分にNO8ホアキン・オビエドがライン際の攻防で押し勝ちグラウンディング。連続トライで7点差に迫った。(24-31)
NZはここから落ち着きと流れを取り戻す。相手のペナルティを有効に活用しながらラインアウトを起点に29、34分にHOサミソニ・タウケイアホが連続トライ。リードを安全圏に広げた。
80分間で6トライを奪ったオールブラックスが41-24で初戦を制し、勝利の勝ち点4と3トライ差以上のボーナスポイント1点を獲得した。敗れたロス・プーマスはポイントが得られず。
両チームは来週23日の第2節、ブエノスアイレスで再び激突する。