前ウエールズ代表HCウォーレン・ガットランド氏がウルグアイのクラブチームでアドバイザーに就任。

　今年2月にウエールズ代表HCを退任したウォーレン・ガットランド氏が、南米のクラブラグビーコンペティション、スーパーラグビー・アメリカス（SRA）でウルグアイ・モンテビデオを本拠地とするペニャロールのアドバイザーに就任した。5月27日にクラブがSNSで発表した。

　ニュージーランド出身のガットランド氏はこれまでアイルランド代表やウエールズ代表のHCを務めた。2007年から2019年まで務めたウエールズ代表HC1期目のキャリアでは、シックス・ネーションズで3回のグランドスラムを含む4回の優勝を果たし、3回出場したW杯では2011、2019年にベスト4に進出した。

　2022年末に当時世界ランキング9位に低迷したウエールズで2期目のHCを引き受けたが、チームを軌道に乗せることができず、テストマッチ14連敗を喫した今年2月のシックス・ネーションズ期間中に退任が決まった。

　なおウエールズはガットランド氏の退任後、マット・シェラット暫定HCがチームを指揮するも勝利はつかめず、歴代最長の17連敗を喫しランキングは12位となった。

　ペニャロールはSRAで唯一のウルグアイのチームであり、過去2度の優勝を誇る強豪チームだ。今季もレギュラーシーズン首位でプレーオフ準決勝進出を決めている。