オールブラックス61キャップのダミアン・マッケンジーがNZRと2029年までの契約延長を発表。

ニュージーランド代表“オールブラックス”のSO/FBダミアン・マッケンジーがニュージーランドラグビー協会(NZR)との契約を2029年まで延長する。3月31日にオールブラックスと所属するチーフスが発表した。
175センチ・81キロという小柄なボディながら優れたランニングスキルを持つ、現在29歳のダミアン・マッケンジーが34歳までNZでプレーすることを決めた。
所属するスーパーラグビー・パシフィック(SRP)のチーフスは現在首位と勝ち点1差の2位(5勝1敗)と好調だ。マッケンジー個人としても、ここまでディフェンス突破(34)、得点(85)がランキング首位となる順調なシーズンを送っている。
マッケンジーはチーフスのWEBサイトで「チーフスとオールブラックス、両チームを代表する機会は決して当たり前のことではありません。まだNZのラグビーに提供できることがたくさんあると思っていますし、そうした場面で価値を加えていくことが楽しみです。チーフスで優勝することに強い意欲があり、最終的に2027年のW杯とその先で栄光をつかむことを目指します」とコメントしている。
オールブラックス61キャップの出場記録を持つマッケンジーだが、W杯においては2019年日本大会は負傷により出場できず、2023年フランス大会は決勝で南アフリカに敗れ準優勝となり、未だ世界の頂点に立つことはできていない。今回の契約延長は2027年のW杯オーストラリア大会と2029年のブリティッシュ&アイリッシュライオンズNZツアーへの出場と勝利を目指す意思表示となった。
なおマッケンジーはNZRと契約中の2022年に、1シーズン限定のサバティカルで東京サントリーサンゴリアスでプレーしていた。このオプションを利用すれば日本を含む他国のチームでプレーをする可能性はある。