国内 2025.03.27

【全国高校選抜大会・準々決勝】御所実×佐賀工は10-10のドロー決着。トライ数差で御所が準決勝へ。

[ 編集部 ]
【全国高校選抜大会・準々決勝】御所実×佐賀工は10-10のドロー決着。トライ数差で御所が準決勝へ。
先行されながらも後半よく盛り返し、トライ数差で準決勝に進んだ御所実(撮影:福島宏治)

■第26回全国高校選抜大会 準々決勝・3月27日@熊谷ラグビー場(埼玉)
【御所実 ⑩-10 佐賀工】


 埼玉県の熊谷ラグビー場で開催されている第26回全国高校選抜大会は、3月27日に準々決勝を実施。近畿3位の御所実と九州2位の佐賀工が激突した第1試合は、10-10で引き分けという結果になり、トライ数で2本の御所実が1本の佐賀工を上回って準決勝一番乗りを果たした。

 試合は前半、佐賀工のペースで進んだ。SO吉浦太我の左足の正確なキックを武器にほとんどの時間を相手陣で過ごし、11分にFB岩屋武琉のPGで先制。その後は御所実の粘り強いディフェンスに攻めあぐねる場面が続いたものの、前半終了間際の30分に得意のラインアウトモールを押しきってHO藤山大翔が左スミに押さえる。難しい角度のコンバージョンをFB岩屋が決め、10-0と佐賀工が先行してハーフタイムを迎えた。

 しかし後半は一転して御所実が主導権を握る。中盤のせめぎ合いで優位に立ち、ペナルティ獲得→タッチキックで相手陣22メートル線内へ前進。そして6分、ようやくゴール前で得たマイボールラインアウトから自慢のドライビングモールで前に出ると、最後は久賀虎ノ介がトライラインを超えた。

 これでリズムをつかんだ御所実は、13分にも右コーナーでラインアウトモールを押しきってHO村田皓二郎がグラウンディング。コンバージョンは外れ勝ち越しこそならなかったものの、10-10とゲームを振り出しに戻した。

 以降は膠着した時間が続き、双方追加点を挙げられないまま終盤に入る。そして迎えた29分、佐賀工FB岩屋がハーフウェーライン付近から約50メートルのロングPGを狙ったが、これは惜しくも右に外れ勝ち越しはならず。そのままフルタイムとなり、トライ数で上回った御所実が準決勝にコマを進めた。

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