【リーグワン】静岡ブルーレヴズがブラックラムズ東京に6点差で勝利。清水での接戦を制す。

■NTTリーグワンD1第12節・3月22日@ IAIスタジアム日本平(静岡)
【静岡BR 31-25 BR東京】
4位(8勝3敗・勝ち点35)静岡ブルーレヴズが年に1度開催する、IAIスタジアム日本平(静岡市清水区)でのホストゲームに8位(4勝7敗・勝ち点20)リコーブラックラムズ東京を迎えた。ブルーレヴズはこの試合限定の3rdユニフォーム「ALL SHIZUOKAジャージ」を着用。リーグワンで初めて背中に選手のネームが入った特別な勝負服で一戦に臨んだ。
立ち上がりはブラックラムズが攻め込む。前半8分に左サイドへの展開から抜けたFLリアム・ギルが先制トライ(FBメイン平のゴール成功)で7点を奪う。
ブルーレヴズはここから主導権を握る。15分にスクラムからSH北村瞬太郎が左のショートサイドを突破、つないだボールを受けたFLクワッガ・スミスがトライゾーンに侵入成功。FBサム・グリーンのコンバージョンも決まり同点に追いついた。
21分にPGで3点を加え逆転すると、ブラックラムズはリアム・ギルがヘッドコンタクトでイエローカードを受けて数的不利に陥る間、25分にもラインアウトを起点に左中間を押し込んだFLクワッガ・スミスが2本目のトライ(G)を奪う。
さらに前半終了間際の36分、左大外でボールを受けたFLヴェティ ・トゥポウが走り抜いてトライゾーンの左スミにボールを押さえる。前半はトライ3本を重ねたブルーレヴズが24-7のリードで折り返した。
後半、風上に立ったブラックラムズは7分にSO中楠一期が左大外に飛ばしパスを放り、キャッチしたWTBネタニ ・ヴァカヤリアがトライ(G)。さらに17分にPGを加えて10点を返した。(17-24)
リードを広げたいブルーレヴズは20分にトライラインを割るも、TMOの末にトライキャンセルとなりスコアを動かすことができず流れをつかめない。33分にはブラックラムズがPGで3点を追加し4点差まで迫られる中、リスタートのキックオフを再獲得しブルーレヴズがチャンスを得る。34分に初出場のSHサネレ ・ノハンバのアシストパスを受けたHO日野剛志がポール下に飛び込み、通算150キャップの記念試合でチームに勝利を引き寄せるトライを奪った。(31-20)
あきらめないブラックラムズはTJ・ペレナラが50:22を成功させるなど風上の利点を生かして攻め込み、36分にラインアウトモールから1本返すもビハインドを覆すことはできず。最終スコア31-25でブルーレヴズが接戦で勝利を収めた。
ブルーレヴズのFLクワッガ・スミス キャプテンは「80分間しっかりとディフェンスをすることができて、難しい時間帯も耐えることができたことが勝てた要因」とタフな試合を振り返った。
ブルーレヴズは勝利の勝ち点4を加えて今季の戦績を9勝3敗・勝ち点39とした。敗れたブラックラムズは7点差以内の敗戦によるボーナスポイント1を加えて4勝8敗・勝ち点21としている。